ホームセキュリティのCMや、物騒な事件のニュースを目にすると「ホームセキュリティって本当に役に立つのかな?」「うちにもホームセキュリティの導入は必要なのかな?」と気になったりしませんか?
本記事では警視庁の最新データを元に、ホームセキュリティの必要性についてご紹介します。
また全員に必要というわけではないので、導入不要なケースや人も解説していきます。
ホームセキュリティの必要性
この章では警視庁や総務省のデータを元に、ホームセキュリティがどれくらい普及していて、実際に必要なのかどうかについてご紹介していきます。
住宅への侵入窃盗は年間どれくらい起きている?
空き巣・居空き・忍び込みなどの総称を侵入窃盗と言いますが、侵入窃盗の件数は平成16年をピークに現在は減少傾向にあります。
それでも年間21,030件も発生しているので、少ないとは言い難い状況です。
総務省の令和3年のデータによると、日本の世帯数は5,949万7,356世帯となっています。
単純計算で全世帯の0.03%(約1万世帯に3件)が被害に遭っていることが分かります。
セキュリティ市場は増加傾向
富士経済グループの調査によると「セキュリティ関連の国内市場」は増加傾向にあります。
ホームセキュリティは「家庭向け機器」に含まれますが、こちらも少しずつ増加しているのが分かります。
住宅向けホームセキュリティは安定して需要がありますが、特に最近伸びているのが、児童の登下校の見守りサービスや高齢者の安否確認サービスだそうです。
ホームセキュリティの普及率
ホームセキュリティと言えば、二大セキュリティ会社が「セコム」と「アルソック」で2強状態です。
両社の最新の家庭向け・個人向けセキュリティサービスの契約件数を調査してみました。
【家庭向けセキュリティサービスの契約件数】
- セコム:1,471,000件
- アルソック:449,745件
2社の合計が約192万件になります。
日本の世帯数が5,949万7,356世帯なので、3.2%以上の世帯がホームセキュリティを導入していることが分かります。
※2社のみのデータなので、セントラル警備保障やその他セキュリティ会社を入れると実際はもっと多くなります。
導入を考えている世帯も増加現象にあるので、今後もホームセキュリティの普及率は上がっていくことが予想されます。
ホームセキュリティのメリット・デメリット
侵入窃盗の発生件数は減少傾向にあるものの、決して少ないとは言えないので、ホームセキュリティを導入している家が増えていることが分かりました。
ここからはホームセキュリティを導入するメリットとデメリットについてご紹介します。
ホームセキュリティのメリット
【ホームセキュリティを導入するメリット】
- 空き巣から狙われにくくなる
- 侵入窃盗以外のリスクからも守られる
- 駆けつけサービスによる安心感
これらのメリットについて解説していきます。
空き巣から狙われにくくなる
警視庁のデータ「犯行をあきらめる要素」において、セキュリティシステムを導入していることが、三番目の要因になっています。
防犯カメラ(防犯ビデオ)やセンサーライトなどが効果的なイメージでしたが、それよりもやはりセキュリティシステムを導入している方が、侵入窃盗犯からすると脅威であることが分かります。
つまりホームセキュリティを契約しているだけで、「あ、この家は入りづらそうだから辞めておこう」という抑止力になるのです。
またあわせて、1位の「声をかけられた」2位「補助錠」が有効であることも覚えておきたいですね。
侵入窃盗以外のリスクからも守られる
ホームセキュリティは侵入窃盗から狙われにくいというだけでなく、家内の様々なリスク回避にも活躍します。
ホームセキュリティでは防犯用のセキュリティ機器だけではなく、セットで色々なセンサーなどを設置することが多いです。
ホームセキュリティのサービス概要
- 体調不良や発作で倒れた時の通報サービス
- 火災(室温異常)の感知
- ガス漏れの感知
- ライフリズムの見守り
- 鍵の解錠サービス
上記はサービスの一部なので、オプションや見守りの対象者にあわせてもっと広範囲にセキュリティを強化することも可能です。
特に高齢者の一人暮らし、日中子どもだけ・女性と子どもだけになりがちな家は、このようなサービスが付帯していることで安心を得ることができます。
駆けつけサービスによる安心感
ホームセキュリティの魅力として、駆けつけサービスを挙げる人が多くいます。
【駆けつけサービスはこんな時に有効】
- 急病で動けない時
- 押し売りに困った時
- 帰宅時に後を付けられた
- 不審な音、影が見えた
- 不審者の侵入
もちろん本当に危ない時は、警察に頼っていいのですが、「これって警察に連絡していいのかな?」「これは救急車を呼ぶレベルなんだろうか?」と判断に迷う時ってないですか?
そんなときホームセキュリティの駆けつけサービスがあると、公共サービスとは別に頼れる人がいるので安心です。
ホームセキュリティのデメリット
【ホームセキュリティのデメリット】
- お金がかかる
- ターゲットになってしまうことも
- 駆けつけまで時間がかかると無意味
ホームセキュリティの導入を躊躇う理由としては、上のようなデメリットを挙げる人が多いです。
デメリットについても解説していきます。
お金がかかる
やはり初期費用だけでなく、毎月毎月かかってしまう月額も痛いという方は多いです。
セコムの場合、セキュリティ機器を買い取った場合の月額が一戸建てで4,950円〜マンションで3,300円〜です。
※セキュリティ機器をレンタルにした場合、初期費用が抑えられる分、月額が上がります。
アルソックの場合、セキュリティ機器を買い取った場合の月額が一戸建てで3,740円〜マンションで3,300円〜です。
※セキュリティ機器をレンタルにした場合、初期費用が抑えられる分、月額が上がります。
これを高いと取るか、安心を得られるなら安いと取るかは人によるので、難しいところですよね。
ターゲットになってしまうことも
ホームセキュリティを導入するということは「それなりの資産が家にある」「家に守ってくれる人がいない」という見方もできます。
駆けつけまで時間がかかる場所や、ステッカーだけ・防犯カメラだけというようなセキュリティのレベルによっては、逆に犯人に狙われやすくなってしまうことも…。
私たちの想像以上に侵入窃盗犯は私たちの生活リズムや、どんな防犯対策をしているかなどを事前にチェックしています。
ホームセキュリティを導入するなら、契約内容を確認して「これなら窃盗犯も狙わないだろう」というレベルの契約をお勧めします。
駆けつけまで時間がかかると無意味
セキュリティの兼ね合いで、セコムもアルソックも全国にある警備員の待機場所は非公開になっています。
緊急通報・異常を検知した時に、あなたの家まで駆けつけに時間がかかってしまっては意味がありません。
侵入窃盗犯もそのような時間差を狙ってきますので、ホームセキュリティを導入する前に「駆けつけにかかる時間は平均どれくらいか」をしっかりチェックしておきましょう。
契約前の確認でデメリットが解消することも
- 家の間取りの場合、どれくらいセキュリティ機器があればいいんだろう?
- どんな防犯設備を取り入れたら最強なんだろう?
- 家までの駆けつけにかかる時間は?
など、ホームセキュリティに関しては自分で考えても分からない事がどうしても出てきます。
そんなときは実際に「資料請求」や「無料見積もり」を依頼して、プロに相談することをおすすめします。
私も実際に資料請求と電話で見積もり・相談をお願いしましたが、資料請求は1週間以内に届きましたし、電話でもとても親切に対応してもらいました。
しつこい営業などもなく、気になることだけ答えてもらえたのでとても助かりました。
色々なホームセキュリティのサービスがありますが、大手2社はやっておいて損はありません。
\無料で資料が届きます/
セコムに資料請求
\無料で資料が届きます/
アルソックに資料請求
ホームセキュリティが不要なケース
ここまでホームセキュリティの必要性や、メリット・デメリットについてご紹介しました。
ここでは、そこまでホームセキュリティを導入しなくてもいいかな?というケースについて解説していきます。
もちろん「絶対にいらない」というわけではないので、下記に該当する方は「自分で防犯対策をしてセキュリティを強化する選択肢もあります」というふうに受け取っていただけますと幸いです。
【ホームセキュリティが不要なケース】
- 常に複数人が在宅している
- すぐに頼れる人が近所にいる
- マンションや集合住宅の4階以上に住んでいる
- マンションに管理人が常駐している
家や近所に屈強な男性で頼れる人がいる場合や、マンションの管理人が24時間常駐している場合は、比較的狙われにくく、精神的にも安心ですよね。
また一戸建てと比べてマンションの4階以上の階層は狙われにくく、侵入窃盗の発生件数も少ないです。
※しかしマンションの4階以上でも施錠忘れなど気の緩みが原因で被害に遭っている方も多くいますので要注意です!
逆にいうと、一戸建てで周りに頼れる男性がいない場合はホームセキュリティの導入を考えた方が良い方です。
まとめ
今回は警視庁や総務省のデータから、ホームセキュリティの必要性についてご紹介しました。
侵入窃盗の件数は減ってはいますが、ホームセキュリティの必要性を感じて契約している人は年々増加しています。
気になる方は無料でできる資料請求やお見積りで、コストはどれくらいかかるのかや、駆けつけサービスの詳細などを相談してみましょう。
\無料で相談可能/
セコムに資料請求
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