大きな災害が起きた時、ライフラインのがすぐ復活するかはするかは分からないので、最低3日分の生活必需品が必要だと言われています。
家族4人暮らしの場合、4人分の食糧や飲料水だけでなく、家から持ち出せる防災グッズも必要。
ただお子さんが小さいケースや、ご高齢の方と同居の場合、運べる人数も限られてきます。
そこで本記事では運べる人数に応じて、最低限必要なもののリストや、おすすめの防災グッズをご紹介します。
4人家族に最低限必要な防災グッズリスト
4人家族といっても、大人や高齢者、子供の人数といった家族構成によって、必要な防災グッズは変わってきます。
まずは大人・子供・高齢者に、それぞれどんなものが必要なのかリストにまとめましたので、今準備している防災バッグの中身と照らし合わせてチェックしてみてくださいね。
なお、防災バッグの中身については、時間の経過によっても最低限必要だと感じるものには変化が生じます。
一度備えてしまうと、安心してそのままにしてしまいがちな防災グッズですが、最低でも年に1回は中身の点検を行いましょう。
季節の変わり目ごとに、衣替えも兼ねて防災グッズの点検が行えると安心ですね。
特に、小さなお子さまが含まれている場合、月齢によって食べられるものや衣類のサイズも変化するため、防災グッズの定期的な見直しをおすすめします。
大人1人に最低限必要な防災グッズ
【大人1人に最低限必要な防災グッズ】
- 水
- 食料
- 衣類/下着
- 防災用ヘルメット/防災ずきん
- レインウェア
- 懐中電灯
- 携帯ラジオ
- 予備電池/モバイルバッテリー
- マッチ/ろうそく
- 救急用品(常備薬、絆創膏、消毒液など)
- 軍手
- 洗面用具
- 歯ブラシ/歯磨き粉
- タオル
- ペン/ノート
【女性が追加で持っておきたい防災グッズ】
- 生理用品
- 防犯ブザー/ホイッスル
- 中身の見えないゴミ袋
まず、大人1人に最低限必要な防災グッズはこちらのような内容となっています。
これだけでもかなりの種類となり、ひとつひとつ買い揃えるのは大変な作業となりそうですよね。
さらに季節やお住まいのエリアの気候によっては、体温管理グッズも必須です。
夏は熱中症との戦いとなります。
特に災害によりライフラインが寸断された場合、熱中症リスクは一気に高まります。
そこで塩分補給できる飴やうちわといったアイテムがあると安心です。
加えて、より快適に過ごすためには汗拭きシートやウェットティッシュなどを準備しておいても良いですね。
冬の時期の災害への備えとしては、身体を暖めてくれるアルミブランケットや使い捨てカイロ、床からの冷えを防止するエアーベッドなどがあると安心です。
また、東日本大震災や熊本地震など過去の大災害発生時には、避難所などでの性被害も報告されています。
女性は防犯ブザーなど自分の身を守るアイテムも忘れずに準備しておきましょう。
子供1人に最低限必要な防災グッズ
【子供1人に最低限必要な防災グッズ】
- ミルク
- 使い捨て哺乳瓶
- 離乳食
- お皿/スプーン
- オムツ
- おしりふき
- 携帯用おしり洗浄機
- ネックライト
- 抱っこ紐
- 子供用靴
子供1人に最低限必要な防災グッズは、食事と着替え、そして衛生用品がメインとなります。
先ほどもお話ししましたが、特に小さな子供の場合、月齢によって食べられるものもオムツのサイズも目まぐるしく変化します。
そこで、おしりふきやウェットティッシュ、食器類など常に使うものは防災バッグの中に入れておき、食品類に関してはローリングストックの考えを取り入れられることをおすすめします。
ローリングストックとは、普段から多めに加工食や非常食を準備しておき、日常生活で使用した後は新しい物に入れ替えるという考え方です。
ローリングストックを取り入れることで、いざ必要となった時に賞味期限が切れていたり、食べ慣れていないせいでお子さまから拒否される心配もありませんね。
高齢者1人に最低限必要な防災グッズ
【高齢者1人に最低限必要な防災グッズ】
- 大人用紙パンツ
- 杖
- 補聴器
- 入れ歯/入れ歯用洗浄剤
- 男性用吸水パッド
- デリケートゾーンの洗浄剤
- 持病の薬
- お薬手帳のコピー
高齢者を含む世帯で、準備しておきたいのがこれらのグッズです。
持病の有無や、どれくらい身体が自由に使えるかによって備えるべきグッズは変わってくるため、これらの中から必要だと思うものをピックアップして用意しておきましょう。
薬の処方に関しては、交通網が麻痺して病院へ行けない、医療機関や薬局の多くが甚大な被害を受け営業できないなど、大災害発生時にはすぐに対応できかねるケースもあります。
大雨や大雪が予想される場合には、いつもより多めにお薬を処方してもらっておくと安心です。
また、受診が困難な場合にも、お薬手帳でいつも飲んでいる薬を確認できれば、処方箋なしでも薬局で薬が受け取れることもあります。
緊急の場合に役立てられるよう、お出かけの際にはお薬手帳を持ち歩くようにしておきましょう。
運べる人数別おすすめの防災グッズ・防災セット
家族構成によって、必要な防災グッズが異なるということをお伝えしました。
それでは、私たちは一体どのような防災グッズを準備しておけば良いのでしょう。
ここからは、ネットで簡単に購入することのできるおすすめの防災グッズをいくつかご紹介します。
大人2人子供2人におすすめの防災グッズ
商品名:地震対策30点避難セットplus
価格:30,800円
※2022年8月現在
大人2人子供2人の家族構成の場合、大人が2人分ずつの荷物を持ち運ぶことができます。
そこで2人分の避難グッズをまとめたリュックがあると便利です。
「地震対策30点避難セットplus」には、被災者の声を元に、防災士が厳選した30種類もの防災グッズが入っています。
これだけしっかりと中身が揃っていれば安心ですね。
また、こちらの避難セットはリュック本体の作りにもこだわっています。
両サイドと内部にポケットを設置したり、火や水に強く汚れにくい防炎・防水・防汚素材を使用するなど、使い勝手の良さも魅力です。
重量は一つあたり約8.3kgですので、お子様用の荷物をベルトなどで連結しても十分に持ち運ぶことができますね。
大人1人子供3人におすすめの防災グッズ
商品名:ピースアップ 子供用 防災セット(幼児 3~6才対象)
価格:6,000
※2022年8月現在
大人1人に対する子供の数が多くなればなるほど、防災グッズを大人だけで持ち歩くことは難しくなります。
そこで小さなお子様でも、ある程度の年齢になれば自身で持ち運べる防災バッグを準備しておくことがポイントとなります。
どうしても量や重さが出てしまう食品類は大人が持ち出すとして、衛生用品などはリュックに詰めて持たせることをおすすめします。
こちらの防災セットは、子供向けのお菓子やホイッスル、ウェットティッシュなどが入っています。
不要だと感じるものがあれば、中身を入れ替えるなどして、ご家庭に最適な形にしていきましょう。
塗り絵や絵本が含まれていますが、このように避難生活の暇つぶしになるようなものが入っていると、心強いですね。
大人2人子供1人高齢者1人におすすめの防災グッズ
価格:8,981円
※2022年8月現在
大人2人子供1人高齢者1人で被災した場合、お子さまの年齢によっては高齢者に荷物を持ち運んでもらう可能性もあります。
そこでおすすめなのが、山善のキャリーバッグ チェア付き防災リュックです。
キャリーカートが付いているため、あまり力のない高齢者でも持ち運びしやすいというメリットがあります。
リュックの中には最低限必要なアイテムが32点入っていますが、こちらも各家庭で中身の確認と入れ替えを行いましょう。
また、キャリーカートは単体でも使用可能ですので、普段使いにもぴったりですね♪
なお、椅子として使用する際、安心して使えるよう安全ストッパーも設けられています。
まとめ
以上、家族4人におすすめの防災グッズについてご紹介しました。
家族4人といっても、家族構成により最低限準備しておきたいものも、あったら便利なものも異なります。
とりあえず揃えて満足するのではなく、定期的に中身の点検と入れ替えができると良いですね。
もちろん何も災害がないことが一番ですが、もしもの災害時に少しでも安心につながるよう備えておきましょう。
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