自然災害の多い日本で、避難を余儀なくされることは誰にでも起こり得ます。
しかし女性の場合、男性に比べて生活に必要なものが多かったり、平均的な力が弱く重い食糧は運べなかったりと色々と大変です。
近年は女性専用や女性向けの防災グッズ(防災バッグ)も出ていて、持ち運びの良さを重視したグッズが多くあります。
今回は女性におすすめの防災グッズや、女性だからこそ避難時に必要なものリストを解説していきます。
女性が災害時に最低限必要な防災グッズリスト
まず、災害時に備えて女性が準備しておくべき防災グッズをご紹介します。
大人1人に最低限必要だと言われているアイテムの他に、生理用品が必要となります。
大人1人に最低限必要な防災グッズ
【大人1人に最低限必要な防災グッズ】
- 水
- 食料
- 衣類/下着
- 防災用ヘルメット/防災ずきん
- レインウェア
- 懐中電灯
- 携帯ラジオ
- 予備電池/モバイルバッテリー
- マッチ/ろうそく
- 救急用品(常備薬、絆創膏、消毒液など)
- 軍手
- 洗面用具
- 歯ブラシ/歯磨き粉
- タオル
- ペン/ノート
まず大人1人に最低限必要な防災グッズとして、これらのアイテムが挙げられます。
食品のほか、身を守るものや衛生用品が中心となります。
水や食品は3日分あると良いと言われていますが、これだけでもかなりの量と数ですよね。
さらに、寒い時期には使い捨てカイロやアルミブランケットなど身体を温めるものも必要となります。
季節により必要となる衣類や下着も変化するため、半年に一度は防災・避難バッグの中身を点検しておけると安心です。
また、地震や洪水からの復旧作業の際、ホコリなどの有害物質を吸い込んでしまう可能性があります。
避難所生活での感染症対策も兼ねて、マスクやアルコール消毒液、ウェットティッシュ、体温計なども準備しておきたいですね。
このように最低限必要な防災グッズの他に、自分で必要そうだと思うものがあれば、持ち運べる範囲内で追加しておくことをおすすめします。
女性が追加で必要な防災グッズ
【女性が追加で持っておきたい防災グッズ】
- 生理用品
- 防犯ブザー/ホイッスル
- 中身の見えないゴミ袋
先ほどご紹介した大人1人に最低限必要な防災グッズに加えて、女性が追加で持っておきたいのがこれらのアイテムです。
災害によっては避難期間が長引く可能性があり、生理用品は何か代わりのものを見つけることも難しいですよね。
救援物資の供給が安定するまでは、自分で準備しておいたものが使えるよう準備しておけると安心です。
また、過去の大災害時には避難所での性被害も明らかとなっています。
被災して大変な環境に置かれているにも関わらず、さらに心を傷つけるような犯罪に巻き込まれぬよう、防犯ブザーやホイッスルといった身を守るグッズも準備しておきましょう。
女性におすすめの防災グッズ・防災セット
災害に備えて女性が準備しておくべき防災グッズとして、自らの身を守るものが欠かせないとお話ししました。
ここからは、女性におすすめの防災グッズ・防災セットをご紹介します。
ネットで簡単に購入することができるので、この機会に準備しておけると良いですね。
女性におすすめの防災グッズ①
価格:19,800円
※2022年8月現在
女性が使うことを考えて作られた防災セットは、阪神淡路大震災を経験した女性防災士が、実際に経験した被災中の困りごとを元にした内容となっています。
中には食品やライトといった基本的な防災グッズに加え、下着や長期間お風呂に入れない場合に備えて水なしで使えるシャンプー、携帯用トイレなど、48種類ものアイテムが入っています。
全て自分で揃えるとなるとかなり大変ですので、このように一式セットにしてくれていると助かりますよね。
リュックの色もカーキやピンクなど4色から選べますので、お部屋の景観を乱すことなく玄関など持ち出しやすい場所に置いておきましょう。
女性におすすめの防災グッズ②
商品名:エピオス 女性用 A4サイズ
価格:4,950円
※2022年12月現在
生理用品や衛生用品など、女性の必需品が17点セットになったエピオスの防災グッズ。
こちらは、A4サイズと非常にコンパクトなのが魅力です。
本棚にも入るようなサイズで収納場所にも困らないため、大人1人用の防災バッグと一緒に準備しておきたいアイテムです。
女性におすすめの防災グッズ③
価格:3,609円
※2022年12月現在
アイリスオーヤマの防災バッグには、衛生用品や避難用具のほか、食器類も入っています。
食品は含まれていませんが、避難生活を快適にしてくれるアイテムが33個入っているので、一つ持っていると安心です。
重量自体も2kgほど(梱包時)と非常に軽いので、女性でも持ち運びしやすいのが嬉しいポイント◎
ご家族の場合には、1人は食品防災バッグ、もう1人は防災グッズをまとめたバッグなど、分類して持ち出すというのも一つの手です。
リュック自体の大きさは26Lと比較的コンパクトなサイズで、収納場所にも困らないため、玄関やベッド脇など持ち出しやすい場所に置いておくと安心です。
まとめ
以上、女性におすすめの防災グッズと、最低限必要なものをご紹介しました。
お住まいのエリアによって、特に警戒すべき災害の種類も変わってくると思います。
また、衣類や下着、防寒対策グッズなど、季節の変化とともに入れ替えたいものも多くあります。
防災バッグの中身に関しては定期的な見直しをおすすめします。
防災バッグを作っていく時には、取捨選択することも重要なポイントとなります。
今回ご紹介した防災グッズを参考にしながら、自分に必要かどうか判断し、災害時にすぐ持ち出せるよう準備しておきましょう。
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