空き巣をはじめとした侵入窃盗犯が家に忍び込む際の手口(原因)として最も多いのが『施錠忘れ(閉め忘れ)』です。
日常的に施錠をしない方を除くと、偶然閉め忘れた日に空き巣に入られたことになります。
本記事では、玄関のドアの施錠忘れに関するデータと、閉め忘れを防ぐための防犯対策やについてご紹介します。
意外と多い施錠忘れによる空き巣被害
警視庁の最新データによると、空き巣被害に遭った方の被害の原因(空き巣の手口)で一番多いのが『無締り(戸締り忘れ)』です。
この章では、無締りに関するデータや、どのようなことが原因で無締りになるのかについてご紹介します。
建物タイプ別の空き巣の侵入手口ランキング
警視庁の最新データ「手口で見る侵入犯罪の脅威」によると、一戸建て・マンション問わず、空き巣が侵入する手口の一位は無締りの家にこっそり忍び込むものです。
空き巣と言えば、窓を割ったり、玄関を工具でこじ開けたりするイメージでしたが、圧倒的に多いのは無締りなんです。
逆にいうと、戸締りさえ気をつけたら、空き巣のターゲットにはなりにくいので、しっかりと戸締りをすることが大切であることがわかります。
無締りはこうやって起こる
【無締りの発生理由】
- 日常的に戸締りをしていない
- 短時間の外出だけ戸締りをしない
- 単純に締め忘れ
「田舎だし泥棒なんて狙ってこない」とか「ここは治安が良いから大丈夫」と日常的に戸締りをしていない家は論外ですが、意外と多いのが【ゴミ出し】や【コンビニの買い物】【子供のお迎え】などほんの数分の外出の際に被害に遭うケースです。
空き巣は初見で侵入する家を決めません。何回も通って住人の生活習慣や防犯意識・1日のスケジュールなどを念入りにチェックします。
なので「この人はちょっとした外出なら施錠しない」ということがバレていたら大変です。そこをしっかりと狙ってきます。
防犯意識の高い人の家は、捕まったり失敗するリスクがあるので、空き巣も狙おうとしません。まずはどんな状況でも戸締りをするという意識をしっかり持ちましょう。
玄関の締め忘れの防止策
「私は短時間であっても、しっかり戸締りしているから大丈夫!」という方でも、たまに起きてしまうのが「締め忘れ」です。
朝出かける際にバタバタしていたり、考え事をしながら出かけると、いつもやることをついつい忘れてしまうのが人間です。
そこに漬け込まれてしまっては、普段の戸締りも意味がないので、このパートでは「うっかり閉め忘れ」が起きないための対策についてご紹介します。
【うっかり閉め忘れ対策】
- 声や動作で確認作業
- 携帯に記録を残す
- 監視カメラで屋内からチェック
- 玄関の動線に鍵を保管する
- オートロックの玄関に変える
声や動作で確認作業
シンプルですが、効果があるのがこちらです。
「戸締りOK!」と声に出したり、玄関の施錠部分に指を差して再確認することで、無締りの防止になります。
習慣化するまでは大変ですが、この一手間で防犯対策ができるならやる価値はありますよね。
携帯に記録を残す
スマートフォンが普及し、記録を残すためのツールもたくさんできました。
写真や動画を撮ったり、外出時のチェックリストをアプリで登録して施錠漏れを防止する方法がこちらです。
毎日毎日同じ画像や動画が残るのはちょっと…という方は、チェック入れるだけの無料アプリがありますので、ぜひ探してみてください。
監視カメラで屋内からチェック
監視カメラや、定点カメラを玄関に設置することで、しっかり施錠したかどうかを外出先でも確認することができます。
もしも出先で無締りに気付いたら家に引き返せば良いのです。もちろん気付くのが遅くなってしまったら戻れないこともあると思いますが、「あれ…?今朝施錠したっけ?」と不安になった時に確認できるのはありがたいですよね。
ただ施錠チェックのために監視カメラを置くのはちょっとコスパが悪いなと感じるかもしれません。
そういった方は使わなくなったスマートフォンに「監視カメラ」「見守りカメラ」「ペットカメラ」などをダウンロードして、玄関に置くようにしましょう。
無料でもかなり使い勝手の良いものが増えてきているのでおすすめです。
玄関の動線に鍵を保管する
出かけるギリギリに鍵が目に入るように、玄関の鍵を置くようにしましょう。
すると動線上に鍵があるので、自動で「あ、戸締りしなきゃ」と思い出すことができます。
ただこの際に気を付けてほしいのが、【短時間だから大丈夫という意識的無締り】です。
玄関の目に着くところに鍵を置くのは、万一泥棒に侵入されたら鍵を盗魔れるというリスクがあります。
ですので、目に着くところに鍵を置くなら、常に厳重に戸締り確認が必要です。
オートロックの玄関に変える
そもそもオートロックやスマートロックにしてしまえば、閉め忘れはゼロになります。
戸締りの習慣化に自信がない場合は、この方法がおすすめです。
玄関の閉め忘れの予防グッズ
続いて具体的に閉め忘れ対策をしたい方に向けて、予防グッズをご紹介します。
施錠チェックアプリ
スマートフォンのアプリ検索画面で「戸締り」や「外出チェック」と入力してみて下さい。
無料のアプリで戸締りのチェックを管理するものが数種類出てきます。
中でもリマインド機能があるものや、画像とチェック入力の二重チェックのものは「うっかり閉め忘れ」の対策になるのでおすすめです。
スマートロック
スマートロックとは主にスマートフォンを利用して、鍵を使わずに施錠・解錠ができる便利なシステムです。
鍵の開け閉めだけでなく、離れた場所にいても鍵が施錠されているかどうかをスマホ上で確認し、できていない場合は遠隔で操作できるものがほとんどです。
最近ではスマホ以外にもスマートウォッチやカードキーなど色々な端末で施錠ができるので、自分の生活スタイルや持ち物に合わせて鍵のタイプを選べるのも嬉しいですよね。
価格:21,600円
※2022年5月25日現在
上記は人気のスマートロックで、スマホ・カードキー・クイックキー・アップルウォッチで施錠・解錠が可能です。
またスマホで遠隔地でも鍵の操作や、オートロック機能も付いているので便利です。
オートロックキー
施錠忘れを避けたいということであれば、やはりオートロックが便利です。
ドアを閉めて数秒後に自動で施錠されるので、短時間の外出や出勤時なども施錠もれはなくなります。
商品名:サムスンデジタルドアロック
価格:12,190円
※2022年5月25日現在
上記商品の場合、家の中に鍵を忘れてもオートロックによる締め出しには遭わないので安心です。
施錠チェックキー
基本的に施錠忘れはないけど、外出時に「今朝鍵かけたっけ…?」と不安になってしまう方は施錠チェックキーがおすすめです。
オートロックやスマートロックのような便利さはありませんが、低コストで施錠できているかどうかが確認できます。
鍵に専用のパーツを取り付けると、最後に鍵を回したのが【解錠時】だったか【施錠時】だったかを目視で確認できます。
但し使用できる鍵のタイプが限られていますので、購入前に必ず確認しましょう。
商品名:美和ロック ChecKEY(チェッキー)
価格:1,055円
※2022年5月25日現在
ホームセキュリティの専門機器
鍵の閉め忘れも気になるけど、そもそもセキュリティ全体に不安がある方は、総合的なセキュリティサービスを供給してくれるホームセキュリティのプロにお任せするのもおすすめです。
施錠忘れ対策のセンサーや防犯カメラなどのセキュリティ機器もありますし、外出時に空き巣などの侵入者が出た場合も駆けつけて対応してくれます。
何かあった時に頼れる人やサービスがいるだけで安心感が違いますよね。
「でもホームセキュリティって高そう…」とお思いかもしれませんが、月額3,000円から契約可能なんです。
※家のタイプによります。
相談やお見積もりは無料なので、一度資料請求をしてどんなサービスがあるのか見てみてはいかがでしょうか?
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