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2024年最新|高齢者の不慮の事故で多い原因!家庭内の対策も

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高齢者の家庭内事故の原因と対策

「不慮の事故」と聞いてイメージするのは交通事故ではないでしょうか?

しかし実は高齢者の不慮の事故による死亡者数で多いのは「転倒」や「入浴中の溺水」など家の中での事故です。

本記事では消費者庁のデータをもとに、高齢者の家庭内の事故について原因や対策方法をご紹介します。

事前に対策を行うことで、防げる事故があるかもしれません。

ぜひお読みになって、予防策を家族で話し合ってみましょう。

目次

高齢者の不慮の事故とは?

【不慮の事故一覧】

  • 転倒
  • 転落(階段・ベッドなど)
  • 窒息(食べ物を喉に詰まらせるなど)
  • 溺水(お風呂で溺れるなど)
  • 交通事故
  • 火事
  • 中毒

不慮の事故とは急に、かつ偶然起きてしまう事故のことです。

病気などと違っていつ起きるのか予測がしづらいため、その分日頃から対策を心がけることが大切です。

不慮の事故による死因は全体の2.7%

厚生労働省の2021年のデータによると、主な死因における2.7%が「不慮の事故」によるものです。

2021年主な死因グラフ

(画像引用元:厚生労働省)

ガンや心疾患などと比較すると少ないのですが、それでも100人中約3人は不慮の事故で亡くなっていることとなり、2021年は年間38,296人/2020年は年間38,133人もの方が亡くなっています。

不慮の事故の死因で多いもの

厚生労働省の2021年・2020年のデータをご紹介します。

不慮の事故 死亡数(2020年) 死亡数(2021年)
転倒・転落・墜落 9,585人 10,188人
不慮の窒息 7,841人 7,986人
不慮の溺死及び溺水 3,718人 3,535人
交通事故 3,718人 3,535人
煙,火及び火炎への曝露 903人 931人
有害物質による不慮の中毒 493人 502人

こうやってみると、交通事故で亡くなる方の倍以上の方が「転倒・転落」で亡くなっています。

転ぶくらいで…と思う方もいるかもしれません。

しかしちょっとした段差を踏み外したり、つまづいてしまったり、お風呂場で滑って転んだり、と本当に日常のふとした瞬間に事故は潜んでいます。

打ちどころが悪かったり、発見が遅れてしまうと、お別れの挨拶もできないまま亡くなってしまうケースもあります。

そうならないようにしっかりと対策を行うことが大切です。

家庭内の不慮の事故例

前章では不慮の事故についてどのようなものがあるのか、死因全体の何%が不慮の事故によるものなのかについてお話ししました。

ここからは、家庭内における不慮の事故にどのようなものがあるのか、を具体的にご紹介します。

高齢者の家庭内の転倒・転落事故例

高齢者転倒事故

【高齢者の家庭内の転倒・転落事故例】

  • 階段を踏み外して転落
  • お風呂場で滑って転倒
  • マットごと滑って転倒
  • 床にある新聞や雑誌を踏んで転ぶ
  • 段差を踏み外して転倒
  • コードや家具に引っかかって転倒

高齢になると筋力・視力が衰えてしまうため、ちょっとした段差や思いがけない滑りで転倒・転落を引き起こしてしまいます。

また筋力・視力だけでなく、飲み薬や病気の後遺症などで立ちくらみを起こしやすい方も多くなります。

ですので、高齢の方と一緒に住んでいる方は、高齢の方の身体に合わせて「滑り止め」や「転落防止の手すり」などを付けることをおすすめします。

高齢者の家庭内の窒息例

喉に物が詰まる事故

【高齢者の家庭内の窒息例】

  • 餅を喉に詰まらせて窒息
  • 飴や電池などの誤飲
  • 食べたものが誤って気道に入る

高齢になると、噛む力が減少するだけでなく、唾液の分泌量も減ってしまいます。

結果的に喉の通りが悪くなり、食べ物や物を喉に詰まらせやすくなります。

汁物を多めに摂ったり、食べるものは予め小さめにカットするなどの工夫が大切です。

高齢者の家庭内の溺死・溺水例

高齢者のヒートショックによる事故

【高齢者の家庭内の溺死・溺水例】

  • お風呂に倒れて溺れる
  • お風呂の急激な温度差によるヒートショック

家庭内の溺死の7割以上は浴室で起きています。

特に寒い冬は急激な温度差に対応できずに倒れてしまう高齢者が多いです。

そうならないためにも浴室や脱衣所を暖かくし、激しい温度差が発生しないように工夫することが大事です。

高齢者の家庭内の不慮の事故を防ぐための対策

ここまで不慮の事故や家庭内における事故がどのようなものがあるのかをご紹介しました。

どのように対策・予防していくかについて解説していきます。

対策については、家庭内の事故でも特に多い「転倒・転落」「窒息」「溺死・溺水」に分けてご紹介しますので、各ご家庭で改善できることはないか、ぜひご確認ください。

高齢者の家庭内の転倒・転落事故対策

不慮の事故対策

【高齢者の家庭内の転倒・転落事故対策】

  • 階段に手すりをつける
  • 生活スペースを1階にする
  • 段差がある場所を整理する

可能であれば生活スペースを1階にすることで、階段から落ちるというリスクをかなり削ることができます。

もしも家の構造的に階段を使う必要がある場合は、出来るだけ周りを整頓し、階段の昇り降りに集中できる環境を整えましょう。

また手すりがついていると、安定感が増しますので、おすすめです。

高齢者の家庭内の窒息対策

高齢者の窒息対策

【高齢者の家庭内の窒息対策】

  • 食べ物は細かくカットする
  • 食事は水分をたっぷり摂りながら
  • 薬は飲む直前まで切り離さない
  • 食器のつけ置き洗いは要注意

窒息だけでなく、誤飲も家庭内でよく起こる事故です。

まずは窒息対策としては、食べ物を調理する際に細かくカットしたり、食べる際にも「ゆっくり、よく噛んで」を意識し、水分を多く摂ることでかなり安全になります。

誤飲に関しては、誤解をさせないこと・間違わない環境を作ることが一番です。

消費者庁のデータによると誤飲による事故で最も多いものが「医薬品の包装の誤飲」で、続いて「義歯や歯の詰め物」、そして「洗剤や漂白剤」です。

薬は誤飲を防ぐように、あえて複数回分がセットになっています。

切り離して管理する方が多いですが、切り離した結果包装したまま飲んでしまうという事故が多いので、薬は飲む直前に切り離すという習慣をつけましょう。

また意外と多いのが洗剤や漂白剤を誤飲してしまうケースです。

多くの場合、コップやお皿をつけおきしている際に、飲み水と間違えて飲んでしまうことで事故が起きています。

つけおきをする際は、自分がその場にいられるタイミングや、高齢者の方が家にいないタイミングで行うようにしましょう。

高齢者の家庭内の溺死・溺水対策

【高齢者の家庭内の溺死・溺水対策】

  • 脱衣所や浴室内を暖めておく
  • 入浴前にしっかり水分を摂る
  • 飲酒後に入浴しない
  • 脱衣所や浴室に手すりをつける

なんと溺死の9割以上が高齢者なんです。

溺水が起きないようにするには、浴槽と外の気温差をなるべく減らすことと、水分をしっかり摂ることが大事です。

特に冬場は寒い場所から急に熱いお湯に浸かることでヒートショックが起きやすくなります。

そうならないためにも浴室や脱衣所をあらかじめ暖房で暖めておくようにしましょう。

また水分をしっかり摂っても、アルコールを摂取していては意味がありません。入浴時はお酒が回りやすく、転倒を招いてしまったり、心拍数の増加で脳貧血や不整脈を起こす要因となります。

ちょっとくらい大丈夫、ではなく、安全な状態を確認してから入浴するようにしましょう。

見守りサービスを利用する

高齢化社会が進む日本では様々な形で高齢者や遠方で暮らす家族を見守るサービスが登場しています。

  • 訪問型・宅配型見守りサービス
  • センサー型見守りサービス
  • 通報型見守りサービス
  • 会話型(電話型)見守りサービス
  • カメラ型見守りサービス
  • 複合型見守りサービス(ホームセキュリティ)
  • 家電を使用した見守りサービス

一緒に暮らしている場合は、不慮の事故に対して日々対策を行ったり、安否確認をすることも可能です。

しかし離れて暮らしている家族の安否確認や安全サポートはなかなか難しいものです。

高齢者見守りサービスの比較をしている記事に細かくご紹介していますが、今回は中でも高齢者見守りにおすすめの「MANOMA 親の見守りセット」というサービスをご紹介します。

MANOMA親の見守りセット

(画像引用元:MANOMA)

SONYの開閉センサーと室内カメラを活用して、親の安全を見守ることができるプランです。

冷蔵庫・玄関・トイレ・お風呂など生活動線にセンサーをつけることで、その日の家族の動きを知ることができます。

またカメラをつけることで、実際の様子を確認したり、アプリを通してビデオ通話することも可能です。

【MANOMA親の見守りセットの機器内容】

  • AIホームゲートウェイ
  • 室内カメラ
  • 開閉センサー×2

この離れて住む親の見守りに適した機器がセットになって初月1,650円・月額3,278円で利用できるのはかなりお得です。

また、高齢者だけでは機器設定やネットの設定が難しそう…という場合もサポートがあるので安心です。

気になる方は公式サイトで詳細を見てみてください。

まとめ

今回は高齢者に起こりやすい、家庭内の事故や不慮の事故について解説しました。

大切な家族が被害に遭わないように、日頃から「これは大丈夫かな?」「もっと安全にする方法はないかな?」と家族間で話し合うことをおすすめします。

しかし高齢者が離れて暮らしている場合は、対策が難しいと思います。

離れて暮らしている場合は、安全対策だけでなく「見守り」も必須です。

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