本記事ではアナログ式盗聴器についての不安が解消されるように、見つけ方までご紹介します。
盗聴器にも種類があり、特にアナログ式盗聴器は昔から使用されている、一番流通している種類の盗聴器です。
種類も豊富で金額も安価なため仕掛けやすい盗聴器なので、住居や新居、職場や学校などに仕掛けられていないか不安になりますよね。
こちらでは、アナログ式盗聴器について詳しく解説しておりますので、自分の身を守るためにもしっかりと準備しておきましょう。
アナログ式盗聴器とは?
この章ではアナログ式の盗聴器に関する「種類」や「盗聴できる距離」や「周波数」などの基本情報について詳しく解説していきます!
盗聴器にはどんな種類がある?
盗聴器は大きく分けると、以上のようなタイプに分けることができます。
まずは「無線式」か「有線式」の盗聴器に分けられますが、日本で流通している盗聴器のほとんどは「無線式」です。
「無線式」盗聴器も、形状や使用する周波数によって細かく分類されます。
表にまとめてみましたので、参考にされてください。
盗聴器の種類 | 細かい分類 | 特徴 |
---|---|---|
無線式盗聴器 | アナログ式 | コンセントなど日用品から電波を発信し盗聴するタイプ |
デジタル式 | 携帯電話などの電波を利用し、遠くからも盗聴できるタイプ | |
リモコン式 | 盗聴器の電源をリモートで操作できるため発見が難しいタイプ | |
有線式盗聴器 | コンクリートマイク | 隣接している部屋に聴診器のようなマイクをつけて盗聴するタイプ |
ボイスレコーダー | 死角になる場所に貼り付けて録音し、後日回収して盗聴するタイプ |
アナログ式ってどんな盗聴器?
アナログ式盗聴器は、アナログ波を使う盗聴器のことで、無線式盗聴器の中でも昔から使用されている種類になります。
今現在、市販されている盗聴器の中でもっとも流通しており種類も豊富です。
価格は2万円~と購入しやすく、盗聴距離は数10~数100メートルと機種によって異なります。
アナログ式盗聴器には、「電池式」とコンセントに繋いで充電しながら使用する「電源接続タイプ」の2種類に分かれており、電池式は2~3日しか電池が持たない可能性があるので、電源接続タイプの方が多く利用されています。
アナログ式盗聴器が盗聴できる距離は?
アナログ式盗聴器で盗聴ができる距離は、機種によって少しの違いは出てくるものの「数10~数100メートル」程度と限定されているものがほとんどです。
2万円くらいの安価なものから、10万円を超えるものまで幅広く、金額が高ければ高いほど盗聴できる範囲は広くなるのが一般的です。
ただし電波の出力や仕掛けた場所や環境によっても電波の届く距離に変化が起きるので、上記情報はあくまで目安として捉えてください。
マンションや一戸建ての壁の材質によっても、盗聴できる距離に影響を与えてしまうのです。
距離だけでなく場所の環境によっては、電波の状況が不安定になってしまう可能性も考えられるでしょう。
アナログ式盗聴器で使われる盗聴電波の周波数は?
周波数には多くの種類がありますが、盗聴によく使用されているのは「盗聴3波」と「盗聴6波」の2種類です。
この二つの周波数にもまた種類がありますので、詳しく解説していきましょう。
種類 | 周波数 |
---|---|
盗聴3波 | 398.605MHz(Ach)、399.455MHz(Bch)、399.030MHz(Cch) |
盗聴6波 | 139.970MHz(Ach)、140.000MHz(Bch)、139.940MHz(Cch) |
盗聴3波にVHF帯の3波を加えたものが盗聴6波で、どちらかというと盗聴3波の方が、利用頻度が高く主流になっています。
この6つの周波数が最も使われていますが、使用する盗聴器によっては周波数の異なるものも多々ありますし、周波数を切り替えられるタイプの盗聴器もあるので注意が必要です。
アナログ式盗聴器の見た目の特徴と見つけ方
ここからは、アナログ式盗聴器の見た目の特徴と見つけ方について、詳しく見ていきましょう!
「電池式」と「電源接続式」の2種類がありますので、別々に見た目の特徴と探し方をご紹介します。
電池式アナログ盗聴器の特徴と見つけ方
電池式の盗聴器は、電池の寿命があるのであまり長くは傍受できません。
ほとんどの場合が、2~3日で電池切れを起こしてしまいますので、長期間の使用には向いていないことがわかります。
ですがメリットとしては、電池式は盗聴器自体が小さく、天井や贈り物の中に入れ込んで紛れさせたり、場所や物を選ばず設置が可能です。
【電池式アナログ盗聴器の隠し方】
- 天井ライトに入れ込む
- ペンの中に入れておく
- リモコンの中に入れる
- コンセント内部に入れる
- 平コンセント
- 三又コンセント
- 置時計の中
- 壁掛け時計の中
- 電卓内部
- USBメモリ
- USBコード
- 延長コード
- 充電器
- マウス
- ぬいぐるみの中
- 芳香剤
- 本棚
- タンスの裏側
- モジュラーコネクター
電池式アナログ盗聴器の発見方法
電源接続式の盗聴器と比べて、アナログ式盗聴器は見つけるのが難しくなっています。
電池式ですので、電源のある場所以外にも設置ができ、部屋の物を全て確認する必要があります。
自分の所有物ではないものが混じっていないか部屋を片付けながら確認し、処分していくことで見つけられる可能性が上がります。
早く盗聴器を発見したいのであれば業者への依頼が一番ですが、盗聴器発見器を使用するという方法でしたら、自分でも探すことが可能です。
【電池式アナログ盗聴器の見つけ方】
- 盗聴器発見器を使用する
- 盗聴器発見業者に依頼
- FMラジオの周波数の乱れがないか確認する
- 盗聴器が隠されている可能性のある場所を確認する
- 部屋を片付けて、不審なものがないか探す
電源接続式アナログ盗聴器の特徴と見つけ方
電源接続式の盗聴器は電池式とは違い、電源に接続できる場所でなければ使用することができません。
ですが電源を確保することができれば、半永久的に傍受することが可能です。
場所は限られてしまいますが、電池式とは違い長い期間で盗聴器を使用できますので、賃貸住宅の引っ越し先などでも見つかることがあります。
【電源接続式アナログ盗聴器の隠し方】
- 三又コンセント
- コンセント内部
- 平コンセント
- 電源タップ
- USB充電器
- USBコード
- 照明器具
- モジュラーコネクタ
電源接続式アナログ盗聴器の発見方法
電源接続式の盗聴器は電池式とは違い、電源に接続できる場所でなければ使用できません。
なので、電源のある場所を特定してから探すことで、見つける確率を上げることができます。
もちろん業者に依頼することでも見つけることはできますし、ご自身で購入していない電源タップや三又コンセントなどはとくに怪しいので、先に確認しておきましょう。
【電源接続式アナログ盗聴器の見つけ方】
- 盗聴器発見器を使って調査する
- 盗聴器発見業者に依頼する
- 電源部分に怪しい細工がされていないか確認する
- 購入した覚えのない三又コンセントなどを確認する
まとめ
こちらでは、アナログ式盗聴器の特徴や、発見方法などをまとめました。
アナログ式盗聴器は傍受できる距離に限界はあるものの、電池式は小さいので部屋に隠しやすく、電源式は設置場所が限られますが設置することで半永久的に盗聴可能だということがわかりました。
ご自身で盗聴器発見器などを使用して見つけることもできますが、専門業者に依頼して見つける方が一番安心できます。
ですがまずは、ご自身の部屋に不審なものや購入した覚えのないものがま混ざっていないか確認してみましょう!
特に多いのが、三又コンセントやコンセント内部です。
コンセント内部を解体するには専門の業者に依頼しなければならないのですが、覚えのない三又コンセントなどは処分することも可能です。
しっかりと部屋の中を確認することで、安心して生活できるようにしましょう。
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