海外旅行や海外出張の規制が少しずつ緩和されてきて、数年ぶりの海外渡航をご検討中の方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで今回は海外旅行中に最も盗難被害の出やすいお財布・現金を盗まれた・紛失した際の対処法と、財布を盗まれない・狙われないための予防策をご紹介します。
スリに遭うと、せっかくの旅行の思い出も台無しですし、お金がなくなるとお土産や食事にも響いて大変です。
慣れない土地でトラブルが起きると、対処も簡単ではありません。しっかり準備をして渡航し、万一何かあった場合は冷静に対処するようにしましょう。
海外でお財布を無くした際の対処方法
万全の準備をしているつもりでも、運悪く海外でお財布をなくしてしまった際には、どうすれば良いのでしょうか。
知らない土地で、うまくコミニュケーションの取れない相手にどう説明すれば良いのかとパニックになってしまいそうですよね。
しかし、実際に海外でお財布を無くした時には、現地で日本語対応が可能なスタッフを案内してもらうことができる場合もあるようです。
被害が大きくならぬよう、まずは落ち着いて以下のような手続きを行いましょう。
【海外でお財布を紛失したときの手続き
- クレジットカードを停止する
- 銀行キャッシュカードを利用停止する
- 警察に被害届を提出する
クレジットカードを停止する
まずは被害を最小限に抑えるため、クレジットカードの停止手続きを行いましょう。
クレジットカードの停止手続きにはカード番号が必要ですが、こういった盗難・紛失によって番号がわからない場合には、名前と生年月日、住所などを伝えれば調べてもらうことが可能です。
なお、このクレジットカードの停止手続きの際に、再発行をお願いすることもできます。
帰国後すぐにカードを使う予定のある方は、この段階で再発行を依頼しておくと安心です。
また、旅行期間中に使う予定だったお金も一緒に取られてしまっているとなると、その後の旅行自体にも影響します。
緊急用のクレジットカードを作成してくれるカード会社もあるので、こちらも必要に応じて確認してみましょう。
銀行キャッシュカードを利用停止する
海外で銀行のキャッシュカードが使用されるようなリスクは低いと思いますが、中にはクレジットカード機能付きのキャッシュカードも存在します。
銀行キャッシュカードも念のため利用停止申請を行っておくと安心です。
警察に被害届を提出する
クレジットカード悪用の対策が済んだら、警察に被害届の提出へと向かいましょう。
海外旅行保険では、現金やクレジットカードについては補償されません。
しかし財布については補償されますし、他の所持品が該当する可能性もゼロではないので、警察に被害届を提出しておいて損はありません。
海外旅行保険の申請には、被害届提出後に警察で記載してもらうことのできる盗難証明書が必要です。
もらい忘れのないよう注意しましょう。
なお、手続きの際にはパスポートの提示が求められます。
こちらもお忘れなく!
お財布を盗まれないための防犯対策
クレジットカードの停止や再申請など、お財布を紛失してしまうと手続きがとても大変だということが分かりました。
せっかくの楽しい旅行が、カード会社や警察とのやり取りで終わってしまったなんてことにしたくはないですよね。
そこでまずは、お財布を盗まれないよう対策することが重要です。
お財布を盗まれやすい人の特徴
【お財布を盗まれやすい人の特徴】
- 飲食店などでテーブルの上にお財布を置いている
- ズボンのポケットにお財布を入れている
- 明らかに観光客だと分かる格好をしている
- 派手な格好をしている
- 歩きスマホをしている
世界的にも治安が良いとされる日本では、カフェや飲食店でテーブルの上にスマホや財布を出したままにすることも普通のことですよね。
しかしそれを海外でやってしまうと、スリに目をつけられ、一瞬のうちに財布を盗まれてしまいます。
同じ理由で、ズボンのポケットにお財布を入れていると、あっという間に盗まれてしまうため、持ち物は肌身離さず持ち歩くよう心がけましょう。
また、明らかに観光客と分かるような気合の入った格好をしている人も狙われやすいと言われています。
観光客は比較的お金を持ち歩いていることが多く、スリにとってターゲットとなりやすいのだそう。
特に日本人観光客は、海外のスリたちからお金を持っているというイメージを抱かれており、狙われやすいのだとか……
せっかくの海外旅行でおしゃれをしたい気持ちも分かりますが、ブランド物のバッグに派手な格好をして出歩くのは、スリに目をつけられやすいと自覚し警戒心を持っておきましょう。
海外でのスリの犯行は、地下鉄や街中など人の多い場所で行われます。
歩きスマホや電話で、注意力が鈍っているタイミングも狙われやすいため注意が必要です。
海外でスリに狙われないための防犯対策
【スリに狙われないための防犯対策】
- 貴重品は肌身離さず持ち歩く
- お金やカードは何種類かの財布に分けておく
- 偽財布を持つ
- 持っていくカードは最小限にする
- 財布に何が入っているか把握しておく
- 旅行者と分からないような格好をする
海外でスリに狙われないために重要なのは、貴重品を肌身離さず持ち歩くことです。
首から吊り下げたり、腰に巻いて持ち歩けるようなアイテムが、ネット通販でもお手軽な金額で購入できるので、事前に準備しておきましょう。
もちろん、万一のリスクに備えて持参するカードは最小限にしておくことも重要です。
もしもスリに盗まれても、その後の旅行で困らないようお金やカードは分散して持ち歩くことをおすすめします。
一度に全財産失ってしまうのは非常にリスクが高いですので、少々不便ではありますが、何種類か財布やポーチを準備しましょう。
その中に偽の財布を混ぜ込んでおくのも良い防犯対策となります。
また、いくら防犯対策をしていても運悪くスリの被害に遭ってしまうこともあります。
その時には、最初にお話ししたようにクレジットカードの停止や被害届の提出が必要です。
どのカードを停止すれば良いのかが分かるようにするためにも、あらかじめ財布の中に何が入っているのか把握しておくことも大切です。
海外のスリに有効な防犯対策グッズ
海外のスリから、財布など大切な品を守るために有効な防犯対策グッズをご紹介します。
商品名:セキュリポ(SECURIPO)セキュリティウエストポーチ
価格:2,488円
※2022年7月現在
貴重品を肌身離さず持ち運びできるウエストポーチは、海外旅行の必需品です。
スマホの他、パスポートケースやキー類、クレジットカード、カード類などが入ります。
見た目以上に大容量なのが嬉しいですね。
絶対に守りたい貴重品を入れる隠しポケットには、スキミング防止素材を使用しています。
価格:12,100円
※2022年7月現在
「リュックに荷物をまとめて両手を空けておきたい」という方にはBOBBYのリュックサックがおすすめです。
背中に面した部分にチャックがついており、南京錠の補助錠にも対応しているので、より強固にバッグの中身を守ることができます。
またバッグにUSBポートがついているので、リュックから直接充電してスマホが使えるのもありがたいポイント。
価格:2,180円
※2022年7月現在
GetWingの首下げパスポートケースは、パスポートのみならず、紙幣、硬貨、クレジットカード、航空券、スマホなどが入れられます。
高機能性スキミング素材のみを内側全面に使用しており、スキミング防止対策も万全です。
非常にコンパクトな見た目ではありますが、7つものポケットが設けられているので、ケースの中で荷物が散乱するようなことも起こりません。
首から下げて服の下に隠して使用するため、取り出しにくさはありますが、その分スリにも奪われにくく安心です。
最後に
以上、海外で財布を紛失した時の手続きや、盗まれないための防犯対策についてご紹介しました。
普段なかなか遊びに行けない海外旅行ともなると、気分も上がって、オシャレをしてたくさん買い物を楽しみたい気持ちも分かります。
ただし、旅行先によってはスリによる犯罪に巻き込まれるリスクも十分にあることを忘れずにいたいですね。
日本で暮らしていれば普通の行動も、海外ではスリに狙われる原因をつくってしまうかもしれません。
警戒心を十分に持ち、安全で楽しい旅ができることを願っています。
コメント