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空き巣が狙う時間帯や曜日を住居別に警視庁のデータから徹底解説!

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空き巣が狙いやすい時間帯と曜日まとめアイキャッチ

「空き巣なんてカギさえ閉めておけば大丈夫!」そんな甘い考えは今すぐ捨ててください。

全国で毎日100件以上の空き巣が発生しています。

この記事では「空き巣被害の時間帯」「空き巣被害の曜日」「主な侵入経路と侵入手口」、そして空き巣被害を未然に防ぐ為の「防犯対策」を完全網羅。

しかも最新の警視庁のデータをもとに徹底解説しています。

空き巣の実態を知って、防犯対策をしてきましょう。

目次

空き巣に狙われやすい時間帯と曜日!

実は住宅に侵入する泥棒は「3つのタイプ」に分かれています。

  1. 空き巣タイプ・・・「家に誰もいない時を狙って侵入」
  2. 居空きタイプ・・・「家に誰かいるときに侵入」
  3. 忍び込みタイプ・・「寝ているときを狙って侵入」

どのタイプについても注意しておくことが望ましいです。

ですので、この章では侵入窃盗(泥棒)のタイプ別で狙われやすい時間帯と狙われやすい曜日についてご紹介します。

時間帯と曜日については実際に起きた侵入窃盗の数値をまとめた警視庁の「令和元年の犯罪」のデータを参考にしています。

空き巣に狙われやすい時間帯と曜日

侵入窃盗の中で最も多いのが空き巣で、住人不在のタイミングを狙って家に入って金品を盗むタイプです。

時間帯 空き巣発生件数
0〜2時未満 52件
2〜4時未満 2件
4〜6時未満 6件
6〜8時未満 26件
8〜10時未満 71件
10〜12時未満 122件
12〜14時未満 96件
14〜16時未満 98件
16〜18時未満 58件
18〜20時未満 89件
20〜22時未満 42件
22〜24時未満 15件
時間帯不明 18,907件
曜日 空き巣発生件数
日曜日 883件
月曜日 1,490件
火曜日 1,547件
水曜日 1,615件
木曜日 1,570件
金曜日 1,691件
土曜日 1,232件
曜日不明 9,556件

空き巣に狙われやすい時間帯は最も多いのが「10~12時未満」で122件です。

次いで多くなってるのが「14~16時未満」98件、次に「12~14時未満」で96件となっていて、「18~20時未満」と「8~10時未満」と続いています。

曜日に関しては最も多いのが金曜日ですが、平日は平均して多く、週末は少ないです。

このことから空き巣に狙われやすい時間帯と曜日は平日の昼間が最も狙われやすいことがわかります。

居空きに狙われやすい時間帯と曜日

続いて居空きは、住人がいる時間帯に鍵が開いている部屋にこっそり侵入して盗みを働きます。

耳が聞こえにくい高齢者がターゲットになりやすいので、窓の開けっ放しなどには要注意です。

時間帯 居空き発生件数
0〜2時未満 14件
2〜4時未満 1件
4〜6時未満 3件
6〜8時未満 13件
8〜10時未満 45件
10〜12時未満 51件
12〜14時未満 60件
14〜16時未満 49件
16〜18時未満 39件
18〜20時未満 43件
20〜22時未満 48件
22〜24時未満 14件
時間帯不明 1,056件
曜日 居空き発生件数
日曜日 138件
月曜日 158件
火曜日 131件
水曜日 164件
木曜日 167件
金曜日 159件
土曜日 132件
曜日不明 387件

居空きに狙われやすい時間帯で最も多いのが「12~14時未満」で60件です。

次いで多くなってるのが「10~12時未満」で51件、「14~16時未満」で49件となっていて、「20~22時未満」と「8~10時未満」と続いています。

曜日に関しては「木曜日」が167件、「水曜日」が164件、「金曜日」が159件となっていて、空き巣と違って平日と週末で数値に違いがありません。

このことから居空きは曜日に関係なく昼間に狙われやすいことが分かります。

忍び込みに狙われやすい時間帯

忍び込みは寝ている時間を狙っている犯行のため深夜の犯行が多くなっています。

住人が家にいるときの犯行なので、泥棒と対面してしまうこともあり、危険な場面も想定されます。

夜寝る時に暑いからと言って、窓を開けているような家は狙われやすいので気をつけましょう。

時間帯 忍込み発生件数
0〜2時未満 226件
2〜4時未満 176件
4〜6時未満 74件
6〜8時未満 4件
8〜10時未満 2件
10〜12時未満 2件
12〜14時未満 0件
14〜16時未満 2件
16〜18時未満 1件
18〜20時未満 4件
20〜22時未満 13件
22〜24時未満 61件
時間帯不明 7,351件
曜日 忍込み発生件数
日曜日 411件
月曜日 465件
火曜日 420件
水曜日 424件
木曜日 406件
金曜日 409件
土曜日 433件
曜日不明 4,948件

忍び込みに狙われやすい時間帯で最も多いのが「0~2時未満」で226件です。

次いで多くなってるのが「2~4時未満」で176件、次に「4~6時未満」で74件となっています。

曜日に関しては「月曜日」が465件と最も多く、次に多いのが「土曜日」で433件ですが、どの曜日も400件以上で曜日による違いがほぼありません。

忍び込みに狙われやすい時間帯と曜日は曜日に関係なく深夜が最も狙われやすいことが分かります。

住居別空き巣の侵入経路

ここでは泥棒の侵入経路を建物別で見ていきます。

泥棒は建物別に侵入経路が違います。

自分の家の建物に合ったデータを参考にして、侵入されないように防犯対策を強化していきましょう。

この章でのデータは警視庁の「手口で見る侵入犯罪の脅威」のデータを参考にしています。

マンション3階建以下の侵入経路

マンション3階以下の侵入経路
マンション3階建て以下の侵入経路グラフ
  1. 窓:2,021件(49.5%)
  2. 表出入口:1,600件(39.2%)
  3. その他の出入り口:109件(2.7%)
  4. その他:73件(1.8%)
  5. 不明:276件(6.8%)

特徴としては窓からの侵入と出入り口からの侵入が多くなっています。

他の建物と同様に、窓や出入り口からの侵入が多く、戸締りなどの基本的なことを徹底するのが最も効果的です。

マンション4階建以上の侵入経路

マンション4階以上の侵入経路
マンション4階建て以上の侵入経路グラフ
  1. 表出入口:1,098件(57.8%)
  2. 窓:571件(30.1%)
  3. その他の出入り口:31件(1.6%)
  4. その他:11件(0.6%)
  5. 不明:186件(9.8%)

中高層階と言われる4階建て以上の建物では最も多いのが表出入口からの侵入です。

しかし3割は窓からの侵入もあることが注意点です。

高層階に住んでいると「高いから窓からの侵入はないだろう」と考えがちですが、屋上から降りてくるタイプの空き巣がいます。

中高層だからと言って窓の開けっ放しはしないでください。

一戸建て住宅の侵入経路

一戸建て住宅の侵入経路
一戸建て住宅の侵入経路グラフ
  1. 窓:8,726件(53.5%)
  2. 表出入口:3,161件(19.4%)
  3. その他の出入り口:2,794件(17.1%)
  4. その他:311件(1.9%)
  5. 不明:1,305件(8.0%)

半分以上が窓からの侵入です。

通りからの見通しが良い表出入口(玄関)からの侵入の比率は少なく、死角となりやすい窓や裏口が狙われやすいです。

空き巣の侵入手口と対策

ここでは住居タイプ別の侵入手口と、その対策について解説していきます。

住居タイプ 1位 2位 3位 4位 5位
マンション(3階建以下) 無締り ガラス破り 合かぎ その他の施錠開け ドア錠破り
マンション(4階建以上) 無締り 合かぎ ガラス破り その他の施錠開け ドア錠破り
一戸建て 無締り ガラス破り その他の施錠開け 合かぎ ドア錠破り

※その他の施錠開け:ピッキング、サムターン回し、合かぎ以外で施錠を開けるもの。
※ドア錠破り:ドアの隙間にバールなどを差し込み、施錠部を強引にこじ開けるもの。

このデータを見ても、「鍵を閉めていない」「鍵を開けて侵入」「窓を割って侵入」の対策を進めていくのが有効であることがわかります。

空き巣を撃退する対策一覧

それでは対策について紹介していきます。

無締り対策

無締り対策は「油断しない」ことが基本です。

具体例を挙げると、ごみ捨てなどの短期間でも、家の近所の近距離の外出でも戸締りを徹底することが重要です。

マンションであれば、オートロックがあってもそのすきを狙って侵入することもあるので部屋を出る場合は必ず施錠を徹底していきましょう。

ガラス破り対策

ガラス破り対策は「機能的対策」が有効です。

要は何かを取り付けて(機能を足して)時間を稼ぐということです。

例としては防犯ガラスにする、防犯フィルムを張る、防犯機能付きクレセント錠に変える。または補助錠を取り付ける、外から面格子を取り付けるなどが有効です。

家の施錠タイプに合わせて対策を追加していきましょう。

合かぎ対策

合かぎ対策は「管理」が重要です。

どこかに置いたり、無駄に複製しないようにしましょう。

またカギについている「鍵番号」の管理も重要です。

メーカーと鍵番号によって複製される可能性も有るので、容易に見られないように管理をしっかり行って下さい。

ドア錠破り対策

ドア錠破り対策は「時間をかけさせる」が重要です。

サムターンカバーを取り付ける、鍵を増やす、鍵を開けにくいタイプに変更するなどが有効。

人感センサーなどで明るくして心理的対策なども有効です。

ドア錠破りは時間をかければ、いつかは開けられてしまいます。
※警視庁のデータによると、侵入に5分かかると侵入者の約7割は諦め、10分以上かかると侵入者のほとんどは諦めます

いかに時間をかけさせるかを考え、対策していきましょう。

まとめ

今回は、空き巣が狙う時間帯や曜日を住居別に警視庁のデータから徹底解説ということで解説をしました。

ポイントは、基本的なこと(施錠)をしっかり徹底すること時間をかけさせてあきらめさせることが重要になります。

費用を掛ければ業者にお願いするなどの方法もありますが、まずは「自分の家は自分で守る」この意識が大切です。

このことを忘れないようにして、対策をしっかり行っていきましょう。

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