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融資保証金詐欺の最新手口!被害に遭わないための防犯対策まとめ

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融資保証金詐欺の最新手口と被害に遭わないための防犯対策

特殊詐欺にも様々な種類がありますが、融資保証金詐欺は若い世代の方が被害に遭いやすい詐欺の1つです。

融資を必要としている方を狙った詐欺で、いつどこで被害に巻き込まれてしまうかわかりません。

注意することも大切ですが、詐欺の内容についてしっかりと把握し、対策を取ることによって自身の身を守ることができます。

本記事を参考に、対策をしっかりと行っていきましょう!

目次

融資保証金詐欺とは?

まず、融資保証金詐欺について詳しく解説します。

どんな詐欺なのか内容がわかれば、怪しいなと事前に感じることもできるので、対策も行いやすくなります。

融資保証金詐欺とは

融資保証金詐欺とは、実際には融資しないにも関わらず、融資する内容の文書を郵送などで送付を行い、申し込んできた人に対しては保証金などを名目に金銭を要求してくる詐欺です。

一度だけでなく何度も金銭の要求をしてくる場合もありますが、もちろんその後の融資は受けられません。

「低金利で融資を受けられる」「保証金は返金される」「即日融資」などの言葉で信用させ、相手が現金を受け取ると連絡が取れなくなります。

融資保証金詐欺の最新被害件数

警視庁の最新データをもとに、融資保証金詐欺の認知件数の推移を見ていきましょう。

平成27年 440件
平成28年 248件
平成29年 548件
平成30年 421件
令和元年 348件
令和2年 295件
令和3年 156件

特殊詐欺全体で見て、融資保証金詐欺の件数は少なくなっています。

ですが詐欺被害件数があるということは、被害に遭う可能性がゼロではありません。

しっかりと注意しておきましょう。

融資保証金詐欺の最新被害額

次に、警視庁の最新データをもとに、融資保証金詐欺の被害額を見てみましょう。

平成27年 563,877,000円
平成28年 702,548,000円
平成29年 659,769,000円
平成30年 620,574,000円
令和元年 537,886,000円
令和2年 393,375,000円
令和3年 269,303,000円

被害件数が減少しているのと同じく、被害額も減少し続けています。

それでも、年間2億円以上の被害が出ているのも事実です。

平均で1件当たりの被害額が170万円を超えており、融資を受けたいのに逆に大金を搾取されてしまう残酷な詐欺です。

個人相手だけでなく、経営に支障をきたしている企業を救済するように装って詐欺を働いている場合もあるので注意しましょう。

融資保証金詐欺における高齢者の割合

警視庁の最新データによると、令和4年の1月~6月中融資保証金詐欺における高齢者の割合は、8.2%でした。

オレオレ詐欺や預貯金詐欺、還付金詐欺などは、65歳以上の高齢者の被害割合が90%を超えています。

ですが融資保証金詐欺は高齢者の割合が低く、比較的若い世代の方が詐欺の被害に遭っていることがわかります。

詐欺被害に遭われている方の、100%が男性だというのも他の特殊詐欺との違いです。

高齢者の割合が低いので、自分は騙されることはないからと安心せず、幅広い年齢層で被害に遭いやすいからこそしっかりと対策を取ることを忘れないようにしましょう。

融資保証金詐欺の最新手口!

最近の融資保証金詐欺の手口は様々で、郵送の文書やファックス、電子メールなどで近づいてきます。

連絡が来た際に、下記で紹介するような手口でしたら詐欺の可能性が高いので特に注意が必要です。

融資保証金詐欺の犯人は誰に装う?

融資保証金詐欺の犯人は、実際には誰に装ってコンタクトを取ってくるのでしょうか?

実際に金融機関などが文書や電子メールなどで、直接的な融資を勧めてくることは少なくなっていますので、下記の人物を名乗る人から連絡が来た場合には要注意です。

【こんな人から連絡が来たら要注意!】

  • 実在する金融機関
  • 実在する貸金業者
  • 金融機関の関係会社
  • 大手企業の提携会社

実在する金融機関や、貸金業者、または関係会社などを名乗って連絡をしてきます。

聞いたことがある金融機関や、知っている会社の関係企業だと言われれば、つい信じてしまいそうになりますよね。

郵便局のOBを名乗り、運営のため融資を申し込んで欲しいと持ち掛けられ、お金をだまし取られてしまう詐欺被害も過去に起きています。

さらに名前だけでなく、ロゴマークや登録番号を盗用して、信じ込ませようと近づいてきます。

また、「当社の名前をかたる悪質な業者にご注意ください」などの文章を記載し、あたかも自分たちが本物のように見せてくることもありました。

本当に信用できる会社なのか、本当に相手はその会社の人物なのかの確認は難しいです。だからこそ知らない人からのお金の話は疑いを持った方がいいでしょう。

融資保証金詐欺犯はどのように騙す?

融資保証金詐欺では、どのような言葉で騙してくるのでしょうか。以下の言葉には特に注意が必要です!

【こんな内容の連絡が来たら要注意!】

  • ○○駅にある××でお金を借りてください
  • 融資をするので、保証金として○○%先に振り込んで欲しい
  • 担保として〇〇万円の振り込みが必要
  • 返済の実績を先に作らなければならないので、○○万円振り込んで欲しい
  • 保証金は融資を実行する際に必ず返金する

融資をすること前提で話を進めてきますが、実際には融資を得られることはありません。

先に保証金としてお金を振り込まなければいけない、振り込んだお金は融資前に必ず返すなどの言葉は、融資保証金詐欺の一般的な手口です。

さらに複数回請求される場合もありますが、被害者は融資を受けられると信じて支払ってしまうそうです。

金融機関での融資は、先に金銭を要求されることはありませんので、請求された時点で疑うようにしましょう。

融資保証金詐欺の被害に遭わない為の防犯対策

融資保証金詐欺の被害に遭わないためにできる、防犯対策をご紹介します。

すぐにできる対策もありますので、是非今から始めてみてくださいね。

【融資保証金詐欺の被害に遭わない為の防犯対策】

  • 融資前に振り込ませる会社はないと認識する
  • 融資元/融資会社を検索する
  • 実在する団体名なら電話番号が一致するか確認する
  • 登録していないアドレスからのメールは受け付けない
  • 好条件の融資こそ怪しむ
  • 家族にすぐ相談する

融資前に振り込ませる会社はない

何度もお伝えしていますが、融資前にお金を振り込ませる会社はありません。

融資を受ける前に、保証金や担保などの名目でお金を要求された場合には、詐欺の可能性がとても高いのです。

先にお金を要求された場合には支払わず、連絡も取らないようにしましょう。

融資元/融資会社を検索

ダイレクトメールや電子メールで融資の連絡が来た場合、まずは融資元や会社の名前で検索を行ってみましょう。

実在する会社名を悪用している場合もありますが、電話番号が一致しているか、会社のロゴマークなどが一致しているか確認することで、詐欺の被害に遭うことを防ぐこともできるのです。

検索をすれば、同じ様な会社名で詐欺の被害に遭った方などの内容が、警察や防犯サイトのホームページなどで確認できる場合もあります。

自身の状況に近いと感じた場合には詐欺の可能性がとても高いので、連絡はしないようにしましょう。

実在する団体名なら電話番号が一致するか確認

融資元の名前を検索したところ、実在する会社名や団体名と同じだった場合、検索で出てきた電話番号とダイレクトメールなどに記載されている電話番号が、同じかどうかチェックしてみてください。

詐欺の場合には、実在する会社のホームページに記載されている電話番号と違っています。

絶対にダイレクトメールなどに記載されている番号に電話をかけないようにしましょう。

知らないアドレスからのメールは受け付けない

ダイレクトメール以外にも、電子メールなどで融資保証金詐欺の連絡が来る場合があります。

知らないメールアドレスや聞いたことがない会社名のメールは受け付けないように、スマートフォンやパソコンのセキュリティを強化するだけでも、詐欺の被害を防ぐことが可能です。

迷惑メール設定をしておけば、他の怪しいメールも届かなくなりますので、危険なURLを開くことや電話番号に連絡をしてしまうこともなくなるでしょう。

好条件の融資こそ怪しむ

融資の際、明らかに好条件の場合には特に注意が必要です。

「低金利」「無金利」「即日融資」「高額融資」「100%」など、融資を求めている人が飛びつくような、いい条件に感じるワードがある場合にはまず詐欺を疑いましょう。

お金を必要としている人に対し、融資を申し込みたくなるように、相手もうまい言葉で誘惑をしてきます。

条件がいいからとそのまま鵜吞みにせず、そんな好条件はあるはずないと、一度冷静になって考えるようにしてくださいね。

家族にすぐ相談する

不審な電子メールやダイレクトメール、電話などがあった場合には、家族にすぐに相談しましょう。

1人で考えても、わからないことや不安なことが出てくるかと思います。

一度家族に話して冷静になることで、怪しいと感じるようになったり、不審な内容に気づくことができるのです。

離れて住んでいるご家族や、兄弟にお金のことで相談するとなると、なかなか勇気が出ないと感じている方も多いかと思います。

ですが、詐欺に遭ってしまえば状況はさらに悪化してしまいます。

何かあった時に相談しやすい関係性や、連絡手段を事前に作っておくことも大切ですね!

まとめ

本記事では、融資保証金詐欺の最新の手口や、対策についてご紹介しました。

融資保証金詐欺は、高齢者よりも比較的若い世代の方が被害に遭う率が高いです。

ダイレクトメールだけでなく電子メールなどでも融資保証金詐欺の可能性があり、条件の良い内容で誘惑してくるので、つい話に乗ってしまう被害者が多いです。

私は大丈夫、こんな詐欺に引っかかるはずはないとは思わず、しっかりと対策を取っておくことが大切です。

いつどこで詐欺に遭うかはわかりませんので、常に警戒しておきましょう。

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