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高齢者や両親の迷惑メール対策!セキュリティの設定方法も徹底解説

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高齢者の迷惑メール対策

ご両親のスマホのセキュリティはどうしていますか?

ガラケーからスマホに移行し、ネット知識の乏しい高齢者を狙った犯罪も発生しています。

ご家族や身近な人が、そういった犯罪に巻き込まれないよう、私たちがしっかりと防犯対策を講じる必要があります。

そこで今回は、高齢者の迷惑メール対策についてご紹介します。

目次

高齢者の迷惑メールや詐欺メールの被害例

まず、高齢者の迷惑メールや詐欺メールの被害についてお話しします。

高齢者はどういったメールに騙されてしまうのでしょうか。

実際に発生した、メールによる詐欺被害をいくつかご紹介します。

Amazonを装ったメールによるフィッシング詐欺

買い物へ行く手間が省けるだけでなく、重い荷物を持ち運ぶ必要もないネット通販は、高齢者の生活にも欠かせない存在です。

しかし、ネット通販大手のAmazonを装ったメールによる、詐欺被害も発生しています。

Amazonに絡んだ詐欺の内容としては、

  • 未納料金の請求を装ってお金を騙し取る
  • 登録情報更新を装って、クレジットカード情報を盗みとる
  • 偽サイトへ誘導しウイルスに感染させ、個人情報を盗みとる

といった手法があります。

送信者のメールアドレスにamazonの文字が含まれていることから、騙されてしまう高齢者も多いのです。

2020年12月には、お笑い芸人であるエハラマサヒロさんがテレビ番組で、フィッシング詐欺被害を公表しています。

Amazonをかたるメールからアカウントの更新を促すメールを受け取り、クレジットカード情報を入力した結果、50万円ほどクレジットカードを不正利用されてしまったのだそう。

よく見ると日本語が少し変だったり、URLがAmazonのものではないと気づけるのですが、こういった詐欺メールでは期限を指定されます。

「24時間以内にアカウントが消滅する」などと催促し、パニックに陥らせて冷静な判断ができないように仕向けているのです。

こういったフィッシング詐欺はAmazonだけでなく、名の知れた企業のフリをしてメールを送りつけるため、高齢者も騙されるケースが後を絶ちません。

国税庁を装ったメールによる特殊詐欺

2022年9月、大分県の30代の女性が国税庁を装ったメールを受け取りました。

メールの内容としては「数万円の滞納金があり、納付がないときは税法のきめるところにより、差押処分に着手する」というものでした。

女性は画面に表示された指示に従い、コンビニエンスストアで4万円分の電子マネーを購入。

そのまま電子マネーを騙し取られる形となってしまったのです。

国税庁を装ったメールによる詐欺事件は2022年7月以降全国で確認されており、国税庁への電話での問い合わせは、多い時で1日に200件にものぼっています。

このように官公庁を装ったメールが届き、お金を騙し取られる事件も発生しています。

特殊詐欺の手口が、より巧妙になってきている印象を受けますね。

ウイルス感染警告によるサポート詐欺

メールだけでなく、ウェブサイト閲覧中に突如ウイルス感染を知らせる警告が表示される場合もあります。

警告画面には、URLや電話番号が記載されており、すぐに連絡するよう誘導するような文言も……

言われるがまま指定の連絡先に連絡すると、ウイルス対策ソフトを購入するよう促されます。

このようにウイルスに感染したと信じ込ませ、サポート費用として数万円の支払いが求められるのがサポート詐欺です。

2022年2月、埼玉県内のコンビニにプリペイドカードを購入しにやってきた高齢者がいました。

不審に思った店員が購入の理由を尋ねると「パソコンにウイルスが検知された。直してもらう」と高齢者は答えました。

詐欺だと直感した店員が警察に通報したことで、この高齢者は被害に遭わずに済みましたが、全国各地で同様の詐欺被害がいくつも発生しています。

高齢者向けスマホのセキュリティ対策

名の知れた企業や官公庁になりすました詐欺事件は、どんどんと巧妙になっています。

若年層でも見分けることが難しく被害に遭ってしまうほどですので、高齢者向けスマホでは特にセキュリティを強化しておきたいところ。

そこで、高齢者向けスマホのセキュリティ対策として、通信キャリア大手の3社ではどのような方法を勧めているのか調査してみました!

docomoの迷惑メール対策

画像引用元:docomo

docomoの迷惑メール対策は、ウェブまたはメールアプリから行えます。

今回は手順が簡単なメールアプリから迷惑メール設置を行う方法をご紹介します。

  1. メールアプリから受信/拒否設定したいメールを選択する
  2. 相手のメールのアドレスをタップする
  3. 【指定受信/拒否設定】を選択する
  4. ネットワーク暗証番号またはspモードパスワードを入力し、確認をタップする
  5. 設定したい項目をタップする

相手のメールアドレスを選択し、拒否を選択するだけなのでとても簡単ですね。

画像引用元:docomo

一件ずつ登録するのが面倒な場合には、「かんたん設定」を利用しましょう。

docomoおすすめの設定をご自身の利用スタイルに合わせて選べて、一括で受信か拒否かの設定が可能です。

dメニューの中からMy docomo⇒設定⇒メール設定と進めば、手続きが行えます。

使い方の程度に合わせて選べるので、高齢者だけでなくお子さまの防犯対策としてもおすすめです。

画像引用元:docomo

またdocomoでは、セキュリティ対策の設定を行っていれば、迷惑電話や迷惑メール、危険なサイトをブロックしてくれる「あんしんセキュリティ」というプランを設けています。

月額200円で迷惑メールを受信しないようにしてくれたり、迷惑電話と疑われる着信の場合には警告画面を表示してくれるなど、安心して利用できるようサポートしてもらえます。

最初から疑わしい連絡を受けなければ、詐欺に巻き込まれる確率は低くなりますね。

auの迷惑メール対策

画像引用元:au

auでも、KDDIが推奨する設定内容を簡単に設定することができる「オススメ設定」という機能があります。

この機能を使えば、送信元のアドレスを偽って送られてくるなりすましメールを受信しないようになります。

設定方法は以下の通りです。

  1. auIDから迷惑メールフィルタートップへアクセスする
  2. 【オススメ設定へ】を選択する
  3. 内容を確認しOKを選択する

これだけ簡単なら、高齢者自身でも設定できてしまいそうですね。

もっとセキュリティを強化したい場合には「アドレス帳受信設定」を利用しましょう。

サーバーにアドレス帳を保存しておくことで、データお預かりのサーバーに保存されたアドレスからのメールのみの受信が可能になります。

こちらも、先ほどと同様に迷惑メールフィルターから、簡単に手続きすることができます。

ソフトバンクの迷惑メール対策

画像引用元:ソフトバンク

ソフトバンクでは、なりすましメール・未承諾広告メール・悪意のあるウェブサイトに誘導するような迷惑メールを受け取らないようにする「迷惑フィルター」を利用できます。

蓄積された迷惑メールデータベースをもとにメールの内容を機械的に判断し、迷惑メールと判断されたメールの受信を行わないため、危険なメールに遭遇するリスクを軽減することができます。

「迷惑フィルター」の手続きは、My SoftBank上で行います。

  1. My SoftBankにログインする
  2. 迷惑メールフィルター設定を選択する
  3. フィルター【強】を選択する
  4. 変更するをタップする

両親と話しておきたいスマホの安全対策

スマホのセキュリティを強化することは、有効な防犯対策です。

しかし、日頃から両親とスマホの安全対策について話しておくということも非常に重要です。

一体どのようなことを伝えておけば良いのか、以下にまとめてみました。

【高齢者に伝えるべきスマホの安全対策】

  • 知らない番号からの着信は無視する
  • お金を請求されることはない
  • 個人情報を記入しない
  • 分からないことはすぐに家族に相談する

知らない番号からの着信は無視する

詐欺被害に遭わないためには、犯人と接触しないことが非常に重要です。

特にニュースでも頻繁に取り上げられている特殊詐欺は、メールや電話が詐欺の入り口とされることが多い犯罪です

知らない番号からの着信は無視するように伝えておきましょう。

もちろん折り返しの電話もかける必要もありません。

何度もかかってくるようであれば、一旦家族に相談するなどルールを決めておくと安心ですね。

お金を請求されることはない

迷惑メールの対策を行なっていても、官公庁や企業を偽るメールが届いてしまうかも知れません。

しかし、いきなりメールでお金を請求されるようなことはないと伝えておきましょう。

不審なメールが多数確認されている国税庁の公式サイトには、以下のように明記されています。

国税局・税務署では、電子メールで納税に関する催告を行っておりません。
 指定されたURLをクリックしないようお願いします。

引用元:国税庁「国税局・税務署をかたった不審なメールにご注意ください

このように、各公式サイトでは不審なメールに対する注意喚起も発信しています。

お金を請求するようなメールが届いた際には、実際に届いたメールが本物か偽物か、公式サイトで確認が取れると良いですね。

個人情報を記入しない

登録情報の変更など自分で要求した場面以外で、個人情報を入力しないことも徹底したいポイントです。

公式のメールに見えても、実は偽物というのが迷惑メール絡みの詐欺の恐ろしいところです。

しかし、ある日突然届いたメールから個人情報の入力を求められることはありません。

詐欺メールの場合、期限を設けられることも多く、すぐに入力しなければと焦ってしまいますが、詐欺を疑う習慣を身に着けておきたいですね。

分からないことはすぐに家族に相談する

いくら普段から詐欺に気を付けるよう話をしていても、いざ自分の身におこるとパニックになってしまうもの。

そこで、何か不審なメールが届いたり、どうすれば良いか分からないことがあった場合には、すぐに家族に相談するようにしておきましょう。

相談してもらえれば、電話番号検索や、公式サイトで発信されている情報の確認を行うこともできます。

1人で判断して、詐欺師の言うがままに行動してしまわないよう、日頃から些細なことでも相談できる環境を整えておけると安心です。

最後に

以上、高齢者の迷惑メール対策についてご紹介しました。

非常に便利なスマホですが、詐欺被害に遭うリスクも伴うことを、頭の隅にでも置いておきたいですね。

私たちにできるのは、そういった詐欺被害の入り口となる迷惑メールを排除できるよう設定を行うことです。

また、普段からご家族でこういった詐欺について話題にしておくことも重要です。

大切なご家族が詐欺の被害者にならないよう、できる限りの対策は講じておきましょう。

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