空き巣被害における侵入経路として多いのが、窓からの侵入です。
特に外から死角になる位置にある窓は、狙われやすいため防犯対策が必要です。
そこでおすすめなのが、窓に木や鉄などといった素材で作られた面格子を設置する方法です。
こちらのページでは、面格子の取り付け方法別にメリットやデメリットを紹介します。
あなたの自宅にあった面格子はどのタイプなのか、一緒に考えてみましょう!
面格子の取り付け方法は3つ
防犯対策として効果が期待できる面格子ですが、実は取り付けタイプ別に3つに分けられます。
各タイプごとに取り付けやすさや強度が異なるため、目的にあった面格子を使用する必要があります。
そもそも面格子って何?
そもそも面格子とは何なのでしょう。
面格子とは、窓の外側に取り付ける木や鉄などの素材で作られた枠組みのことです。
しかし、水回りや窓辺に関わる製品を販売するLIXIL(リクシル)では”窓を美しく飾る”ものとして紹介されています。
実際にLIXIL(リクシル)やAmazonなどで販売されている面格子には、デザインが施されたものの取り扱いがあります。
しかし、面格子はおしゃれとしてだけでなく、防犯対策の効果も期待できるのです。
空き巣の侵入口となりうる窓に面格子があれば、侵入に時間がかかることが考えられます。
侵入に手間取り、5分かかると侵入者の約7割はあきらめ、10分以上かかると侵入者のほとんどはあきらめるといいます。
「侵入に時間をかけさせる」。これが、侵入されるかどうかの大きなポイントになります。
引用元:警視庁「住まいる防犯110番」
警視庁「住まいる防犯110番」のデータによれば、侵入にかかる時間が10分以上となれば、より空き巣が犯行を諦めることがあると記されています。
面格子がついていれば、窓を割る時間だけでなく面格子を取り外す時間も発生するため、犯行にかかる時間を大幅に伸ばせますね。
面格子の取り付けタイプ
【面格子の取り付けタイプ】
- 壁付け固定
- 枠付け固定
- 内付け
面格子の取り付け方は大きく分けて、この3つになります。
次の章から各取り付け方について、どのような方法で取り付けるのか、各取り付け方法のメリット・デメリットを解説します。
面格子の取り付けタイプ別の特徴
この章では前章でご紹介しました面格子の取り付けタイプ3つの特徴やメリット・デメリットをご紹介します。
壁付け
壁付けの面格子は、その名の通り外壁に直接取り付けるものです。
壁に穴を開けて取り付けていくため、強度が強いというメリットがあります。
しかし外側にネジ穴が見えるため、工具を持った犯人なら簡単に取り外してしまう可能性も考えられます。
対策としてネジ穴を潰したり、特殊なネジを使ったカバーを取り付ける方法があります。
ただし、自分でも簡単に取り外しが出来なくなるというデメリットも。
枠付け
枠付けタイプは、窓枠に取り付けるタイプの面格子です。
窓枠にブラケットを取り付け、格子をはめ込み、ネジで固定することで取り付けられるため、外壁を傷つけることなく設置することができます。
壁付けと比べると強度は少し劣りますが、外壁を傷つけないため、時間が経っても外壁がひび割れるなどの心配がありません。
取り付け方法が比較的簡単なので、DIYでの後付けにもおすすめです。
内付け
内付けタイプは、家の外でなく室内に取り付ける面格子です。
内付けタイプの面格子は、窓枠のサッシより少し内側にある木の部分にネジを打ち込んで取り付けます。
もし窓ガラスを割られてしまっても、ネジ穴が室内にあるため取り外しに手間がかかります。
犯行に時間がかかるため、防犯対策として十分に効果が期待できます。
外付けの面格子とセットで設置すれば、より取り外しが困難となり、時間稼ぎが可能となりますね。
ただし面格子が室内にあるため、室内から見た時少し窮屈に感じるというデメリットも。
まとめ
以上、面格子の取り付け方法についてご紹介しました。
強度の強さで言うならば、外壁に直接取り付けるタイプですね。
しかし外壁に穴を開けることに抵抗のある方や、賃貸物件にお住まいの方などは、枠付けタイプがおすすめです。
お住まいの環境や、どこまで徹底した防犯対策を行いたいかによっても、取り付け方法は異なります。
さらに面格子には様々な素材があり、それぞれに強度も異なります。
素材と取り付け方法をうまく組み合わせて、あなたのご家庭に最適な防犯対策を行いましょう。
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