近年ステイホームにより空き巣による被害は減少してきています。
それでも年間57,808件もの侵入窃盗が認知されており、空き巣被害だけでも年間19,584件起きているので、決して他人事ではありません。
本記事では空き巣や泥棒が家に入った時に何を狙うのか!?を最新のデータをもとにご紹介します。
何を優先して保管・隠すべきか分かるので、ぜひ記事お読みになって空き巣対策を行いましょう。
空き巣に狙われやすいものランキング
空き巣が犯行を行う最大の目的はお金です。
そのため、現金の隠し場所には気を使いたいものです。
しかしそれだけでは、防犯対策として十分だとは言えません。
果たしてどのようなものが、空き巣に狙われやすいのでしょうか。
空き巣が金品以外に狙うものを、愛知県住宅防犯対策協議会のデータをもとにご紹介します。
ランキング | 空き巣に狙われやすいもの |
---|---|
第1位 | バッグ・財布類 |
第2位 | 貴金属・宝石類 |
第3位 | 時計類 |
第4位 | キャッシュカード |
第5位 | 預金通帳・預金証書 |
第6位 | クレジットカード |
第7位 | 運転免許証 |
第8位 | 商品券 |
第9位 | 衣類品類 |
第10位 | 健康保険証 |
こうしてランキング形式で見てみると、私たちでも予想ができるような単純に換金しやすそうな品が上位に並んでいます。
しかし下位になるにつれて、一体何目的で盗むのか分からないようなものも。
なんと運転免許証や健康保険証などの身分証は、それ自体を使ってお金を借りたり、クレジットカードを使う目的で持っていくのです。
家にあったものが盗られるだけでなく、後日大金の請求が届く可能性もあると思うと、身分証の管理も徹底したいものです。
空き巣に狙われやすいものの特徴
空き巣が盗むものは、持ち運びが簡単で換金がしやすいものが中心です。
ブランド物のバッグや時計は、高価であることが分かりやすいため特に狙われやすいので、注意が必要です。
またブランドバッグをいくつも持ち歩くのは難しいですが、貴金属や宝石なら一度にたくさん持ち出しやすいですよね。
適当なバッグに貴金属や宝石、ブランド物の腕時計などごっそり詰めて持ち出せば、周囲にも怪しまれることもなく、その場から立ち去れます。
コレクションが趣味の方なら、買い集めた品を飾って楽しんだりもするかもしれません。
しかしそうすることで、犯人に価値ある物だとバレてしまい、一式盗まれてしまう可能性も…。
そして先ほどもお話ししましたが、身分証も空き巣に狙われやすいものの一つです。
身分証自体、小さく持ち出しやすいうえに、お金を借りたりクレジットカードを作ったりといった手続きに使えてしまうためです。
運転免許証であれば顔写真がついているので悪用されることはないように思えます。
しかし顔写真の部分だけすり替える業者も存在するため、十分すぎるほど管理に気を使っておいて損はありません。
盗まれやすい物はどう隠すべき?
盗まれる物は、持ち運びと換金のしやすさが関係していることが分かりました。
それでは、私たちはいざという時に備えて、どのような対策を行うべきなのでしょうか。
盗まれやすい物の隠し場所について、まとめてみました!
【空き巣対策!隠し方新マニュアル】
- 分散して保管する
- 防盗金庫に入れておく
- 重い家具の下敷きにする
- 銀行の貸し金庫を利用する
分散して保管する
なんとしても捕まりたくない空き巣は、とにかく時間勝負で犯行に及びます。
窓の補助錠が空き巣対策に有効だと言われるのも、侵入にかかる時間を倍増させるためです。
同様に、盗まれやすい場所の隠し場所も、発見までに時間がかかりそうだと判断させる必要があるんです。
そのために最も有効な方法が、分散しての保管です。
預金通帳やキャッシュカード、印鑑などお金を引き出すのに必要なアイテムをまとめて保管してはいませんか?
複数の口座の預金通帳やキャッシュカードを、1箇所に保管してはいませんか?
もしそれらが見つかってしまえば、一式持ち出されてしまいます。
しかし預金通帳を盗んでも、それだけでお金を引き出すことはできません。
預金通帳とキャッシュカードや印鑑を別々に保管しておけば、全て見つけ出す前に諦める可能性も。
分散して保管することで、少しでも被害に遭うリスクを軽減することができます。
防盗金庫に入れておく
貴重品はまとめて防盗金庫に入れておくのも一つの手です。
防盗金庫とは、ハンマーやドリルといった工具などでの破壊と、一定時間であれば火災に耐えられる金庫のことを言います。
日本セーフ・ファニチュア協同組合連合会が設けた、非常に厳しい審査をクリアした物だけがその機能を認められているため、防犯対策として一つ持っておくと安心なアイテムなんです。
破壊も時間をかければ行えるかもしれませんが、空き巣の犯行は時間勝負です。
こじ開けが困難だと判断すれば、諦めて帰っていく可能性も高まります。
そのため、全てを兼ね備えた金庫と言っても過言ではない防盗金庫に、貴重品を保管しておく方法もおすすめです。
ただし、金庫があればその中には金目のものが入っていると空き巣に示しているようなものですので、防盗金庫自体も隠しておくと、なお安心です。
また、一見最強とすら思える防盗金庫ですが、それ自体を持ち出されてしまう場合もあるため、床にアンカー止めなどでしっかり固定しておきましょう。
重い家具の下敷きにする
数人いないと動かせないような家具の下敷きにするのも、盗まれやすいものの隠し場所としておすすめです。
時間と手間、そして労力がかかるため、空き巣もわざわざ探さないためです。
だたし重い家具の下敷きにしてしまえば、自身での取り出しも困難となるため、この方法を選ばれる場合には使用頻度をしっかり考えてからにしてくださいね。
銀行の貸し金庫を利用する
利用料金はかかってしまいますが、セキュリティーが最も高い隠し場所は、銀行の貸し金庫です。
家以外の場所に置いておくので安心ですし、最初にお話ししたように分散しての保管に繋がります。
ちなみに利用料金は銀行や支店により異なりますが、三井住友銀行11,000円〜/6ヶ月、三菱UFJ銀行16,170円〜/年(2022年7月現在)などとなっています。
いろいろな銀行や支店で相談して、プラン比較してから利用されることをおすすめします。
空き巣に入られた時の対処方法
しっかり防犯対策していたつもりでも、空き巣に入られてしまうこともあります。
大切なのは、空き巣に入られた時のスピーディーな対応です。
まず、空き巣に入られた時には警察を呼びます。
この時、被害状況を伝えるために散らかった部屋はそのままにしておくことが重要です。
盗まれたものの中に、銀行のキャッシュカードやクレジットカードなどがあれば、銀行やクレジットカード会社へ問い合わせ、すぐに利用停止申請を行います。
被害を最小限に食い止めるためにも、早めの連絡をおすすめします。
その他、携帯電話やスマートフォンを盗まれてしまった場合には、個人情報やデータが悪用されてしまう可能性もあります。
もしパソコンなどを使って、遠隔操作ができるようであれば、データの消去を行います。
また、火災保険にて盗難の補償を付けられている方は、保険金が支払われるケースもあるため、担当者に問い合わせてみてくださいね。
まとめ
以上、空き巣に狙われやすい現金以外の物をご紹介しました!
現金の他にもブランド品や貴金属が狙われるだろうなと予想はしていましたが、まさか身分証も狙われやすいものの一つとは思いませんでしたね。
一見、空き巣が持ち帰ったところで役に立ちそうにないような品も、あの手この手で悪用してくる可能性があります。
隠し場所に気を使い、日頃から窓・扉の施錠など防犯対策に気を配りたいものです。
家にいない時間が長い方や、大切な品を保管しているために空き巣被害が怖いという方は、ホームセキュリティの利用がおすすめです。
見守りだけでなく、センサーなどの最新機器を使って、不審者の侵入を完治した際には自宅までガードマンが駆けつけてくれるので、非常に安心です。
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