自分の知らないところで、誰かに私生活を覗かれているかもしれない…なんて考えたことはありますか?
家族や自宅に招いた友人との会話を誰かに聞かれていたらと思うと恐ろしいですよね。
技術の進歩とネット通販の普及により、一般人でも盗聴器や盗撮カメラが簡単に購入できてしまう時代。
自分の身を守るためにも、どのような種類の盗聴器や盗撮カメラがあるのか知っておくことは重要です。
本記事では、盗聴器の中でもデジタル式盗聴器の特徴と探し方をご紹介します。
デジタル式盗聴器とは?
そもそもデジタル式盗聴器とは何なの?という方のために、まずは盗聴器の種類についてお話しします。
さらに、デジタル式盗聴器の仕組みや盗聴できる距離といった特徴についてもご紹介します。
盗聴器にはどんな種類がある?
盗聴器の種類とその特徴について、簡単にではありますが表にまとめてみました。
盗聴器の種類 | 盗聴器のタイプ | 特徴 |
---|---|---|
無線式盗聴器 | アナログ式 |
|
デジタル式 |
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|
リモコン式 |
|
|
有線式盗聴器 | コンクリートマイク |
|
ボイスレコーダー |
|
まず盗聴器は、大きく無線式盗聴器と有線式盗聴器という2つに分けられます。
有線式盗聴器には壁や床に聴診器のようなマイクを当て盗聴するコンクリートマイクや、機械に直接録音するボイスレコーダーのようなものがあります。
有線式盗聴器は電波に乗せて盗聴するものではないため、盗聴器を発見するのが非常に難しいと言われています。
一方で、盗聴電波を発信するタイプの盗聴器は無線式盗聴器と呼ばれており、日本で流通している盗聴器のほとんどが、この無線式盗聴器です。
デジタル式ってどんな盗聴器?
デジタル式盗聴器とは、デジタル波を使う盗聴器を意味します。
デジタル式盗聴器には、デジタル周波数を使う専用盗聴器と携帯電話やPHSを盗聴器として利用する盗聴方法があります。
声の拾えそうな場所に、デジタル式盗聴器を仕掛けることで、電波の圏内であれば全国どこにいても盗聴ができるという恐ろしい仕組みなのです。
しかしアナログ式盗聴器と比較して、価格が10万円程度と高額です。
また電源に繋がっていて半永久的に使えるアナログ式と違って、携帯電話の充電が切れた場合使えなくなるという弱点があります。
時代の進歩により、デジタル式盗聴器として携帯電話やPHSの他、スマートフォンも盗聴器として使われるようになりました。
スマートフォンに専用のアプリを入れれば、相手のスマートフォンの中にあるデータを別の場所から閲覧したり、カメラを遠隔操作したりすることが可能なのです。
知らないうちに誰かに情報を盗み見されていると思うと、ゾッとしますよね。
デジタル式盗聴器が盗聴できる距離は?
先ほどもお話ししましたが、デジタル式盗聴器の場合、電波が受信できる環境にあればどこからでも盗聴が可能です。
携帯電話やPHSを使った盗聴の場合、仕掛けておいた携帯電話に電話をかけるだけで盗聴ができるため、よほど電波の弱いところでなければ全国どこにいても盗聴ができてしまうことになります。
建物の材質や、電源の大きさによって電波が届く距離に変化が起きるアナログ式と違って、安定的かつ確実に会話の内容が聞かれてしまうわけです。
デジタル式盗聴器で使われる盗聴電波の周波数は?
テレビやラジオと同じ種類の電波を発信して、盗聴を行うのがアナログ式盗聴器です。
一方で、暗号化された電波を使い盗聴を行うのが、デジタル式盗聴器です。
特定の周波数を使って電波を発信するアナログ式は盗聴器の周波数に合わせて検知する機械を使うことで発見しやすいですが、デジタル式盗聴器は暗号化された電波を使うため傍受するのが難しく、発見するのが難しいタイプの盗聴器だといえます。
また、他の電波の干渉を受けることなくクリアな音質で盗聴ができてしまう上に、遠く離れた場所でも使えてしまうため、非常に厄介な存在なのです。
デジタル式盗聴器の見た目の特徴と見つけ方
比較的離れた場所でも盗聴ができてしまうデジタル式盗聴器。
自分の身を守る意味でも、その見つけ方を知っておいて損はないでしょう。
ここからはデジタル式盗聴器の見た目の特徴や発見方法についてお話ししていきます。
デジタル式盗聴器の見た目の特徴
デジタル式盗聴器は、携帯電話やPHS、スマートフォンに自動応答機能を搭載するなど改造を施したものが使われます。
そのため、普通の携帯電話やスマートフォンも同然の見た目をしています。
もしも部屋の中で見つけたとしても、誰かの忘れ物かなと勘違いしてしまうかもしれませんね。
デジタル式盗聴器の隠し場所としては、家具の隙間や車の座席下など、基本的にじっくり見る機会の少ない死角となる場所があげられます。
その他、デジタル式盗聴器の弱点である電源を確保すべく、コンセントに繋いで設置することもあります。
しかしサイズも大きく安易に見つかってしまうため、わざわざここへ設置する犯人は少ないと考えられます。
【デジタル式盗聴器の隠し方】
- 家具の隙間
- 壁掛けインテリアの裏側
- 車の座席下
- コンセントに接続
デジタル式盗聴器の発見方法
電源に繋いで使用するアナログ式盗聴器と違って、電源を使用しないデジタル式盗聴器。
盗聴されていない時間は、電波が発されないため発見が難しいといった特徴があります。
その上、暗号化された電波を使用されるケースもあるため、市販されている数万円ほどの盗聴器発見器では発見できない場合もあるのです。
個人での発見が難しいため、デジタル式盗聴器の発見には基本的に業者へ依頼するようになります。
また自分でできる備えとして、定期的に部屋を片付けたり、断捨離を行うなどして、所有物以外の何かが紛れていないか探すことも有効です。
【デジタル式盗聴器の見つけ方】
- 業者に依頼する
- 定期的な片付けや断捨離
基本的に自分自身での発見が難しいデジタル式盗聴器の発見については、業者への依頼が必要となります。
しかし、デジタル式盗聴器は業者でも発見が難しいと言われています。
業者に依頼する場合にも、その業者のホームページにてデジタル式盗聴器に対応しているかどうかを確認しておく必要があります。
まとめ
以上、デジタル式盗聴器の特徴と発見方法についてお話ししました。
盗聴する犯人からすれば、電源が入っている限りどこにいても盗聴ができる優れものですが、私たちからすれば発見が難しく厄介な存在であることが分かりました。
電源の確保が非常に重要なため、デジタル式盗聴器を設置する犯人は頻繁に自宅や車へ出入りしている人物であることが考えられます。
周囲で何か怪しいなと感じることがあれば、専門の業者に依頼して探してもらいましょう。
あなたのプライバシーや私生活が、無事に守られることを願っています。
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