建物の中に入る侵入窃盗には色々な種類がありますが、最も多いのが住人不在時に侵入する空き巣です。
空き巣に狙われないための対策として「電気のつけっぱなし」がおすすめですが、なぜおすすめなのかや、より効果的に使用するにはどのようにしたらいいのかなどをご紹介します。
他にも警視庁の最新データを元に、東京都の侵入犯罪の発生状況もお伝えしますので、ぜひお読みください。
侵入窃盗とは!?
侵入窃盗とは字の通りですが、建物内に侵入して金品を盗む犯罪のことです。
空き巣や忍び込みなど色々な呼び名がありますが、その総称が侵入窃盗となります。
空き巣だけではない侵入窃盗
侵入窃盗には色々なタイプがあります。
侵入するのが家なのか、店舗なのか、会社や学校なのかによっても違います。
また同じ住居への侵入でも、住人がどんな状況の時に侵入しているかによっても呼び名が異なります。
- 空き巣:住人が不在時を狙って侵入
- 居空き:住人の在宅中にバレないように侵入
- 忍び込み:住人が寝静まっている時に侵入
このような違いがあり、空き巣とは厳密には住人の不在時を狙って侵入し、金品を盗む犯人のことを指します。
警視庁最新の侵入窃盗データ
侵入窃盗に色々な種類があることを紹介しましたが、では年間どれくらいの被害が出ているのでしょうか?
警視庁のデータを元に、首都である東京都の令和3年の「罪種別及び手口別認知件数」をご紹介します。
侵入窃盗の種類 | 発生件数(令和3年) |
---|---|
侵入窃盗金庫破り | 84件 |
侵入窃盗学校荒し | 50件 |
侵入窃盗事務所荒し | 207件 |
侵入窃盗出店荒し | 546件 |
侵入窃盗空き巣 | 643件 |
侵入窃盗忍込み | 183件 |
侵入窃盗居空き | 77件 |
侵入窃盗その他 | 464件 |
このように侵入窃盗の中でも最も多いのが住居に侵入する「空き巣」です。
コンビニや商業施設を狙った侵入窃盗よりも多いことがわかります。
また家を狙った侵入窃盗では1位が空き巣、2位が忍び込み、3位が居空きとなっています。
次章からは、最も多い「空き巣」の被害に遭わない為に電気のつけっぱなしは効果的かどうかについてご紹介します。
空き巣への防犯対策に電気つけっぱなしは有効?
侵入窃盗の中で最も発生件数が多いのが、住人不在時に侵入して金品を盗む「空き巣」です。
ここからは「電気をつけっぱなしにする」という防犯対策が空き巣に対してなぜ有効なのか、そして何に気をつけたらより効果的になるのかについてご紹介します。
なぜ電気つけっぱなしが有効なのか
空き巣は住人が不在を見計らって侵入してきます。
ゆえに家に誰かがいるかもしれないと思わせたらターゲットになりにくいのです。
家に人がいる気配を出す方法が「電気のつけっぱなし」なんです。
他にもマンションの1階や一戸建てにお住まいの方は、音楽を流しっぱなしにしたり、テレビをつけっぱなしにするのも同じような効果が得られます。
より効果的な「電気つけっぱなし」の使い方
効果的に電気をつけっぱなしにするコツ
- 室内が見えないようにカーテンは閉める
- 玄関や裏口などを中心に電気をつけておく
- タイマー式の電気を活用する
留守中に防犯対策で電気のつけっぱなしをする際の注意事項ですが、人がいないことがバレては意味がないので、必ずカーテンは閉めるようにしましょう。
人気がないことがわかれば「あぁ電気の消し忘れか」と思われたり、わざと電気をつけっぱなしにしていることに気付かれてしまうかもしれません。
人の動きは見えないけど、電気がついているというのが最も効果的です。
また一戸建ての場合は、全部屋の電気をつけっぱなしにしてしまっては、電気代がかなりかさんでしまいます。
選んで電気をつけっぱなしにするのであれば、玄関や裏口など人の出入りが多い場所の電気をつけておくようにしましょう。
さらにタイマー式の電気を持っている方は、タイマーを活用することで、より人がいる気配を出す事ができます。
明るい昼間の時間も夜もずっと電気をつけっぱなしの人よりも、夕方暗くなってから電気がついた方が自然ですよね。
ただ空き巣は何度も下見をしにくるので、17時になったら電気がつくなどの法則性がバレないようにランダムに時間設定を変更するようにしましょう。
他にも色々ある自分でもできる空き巣対策
人がいる気配を出すだけが空き巣対策ではありません。
他にも色々な防犯対策があるんです。
一部抜粋してご紹介しますので、もし気になる方は下記の詳細記事をご覧ください。
【空き巣に有効な防犯対策】
- ポストやベランダを片付ける
- 補助錠や1ドア2ロックを心掛ける
- センサーライトや防犯砂利で侵入者を撃退する
- 防犯用のフィルムやアラームを設置する
- しっかり全部の窓と出入り口に施錠する
- 近所付き合いをよくする
- 知らない人がいたら声を掛ける
- 犬を飼う
- ホームセキュリティを導入する
- 防犯カメラを設置する
本当に様々な防犯対策がありますが、住んでいる物件が賃貸であったり、予算によっては実行できないものもあるかもしれません。
しかししっかり施錠をしたり、ポストやベランダを片付けて防犯意識の高い家であることをアピールしたり、見知らぬ人がいたら挨拶したり、ご近所の人と関係性を構築するなどは、お金をかけずにできることです。
ちょっとの工夫で空き巣が侵入するのを躊躇ったり、時間稼ぎをすることができます。
入られてからでは遅いので、できることから始めてみましょう。
まとめ
電気をつけっぱなしにするというのは空き巣対策でおすすめの一つです。
でもそれだけでなく、空き巣があなたの家を総合的に見た時に「この家は入りにくそうだな」とか「防犯意識高そうだから他の家にしよう」と判断されるのが大切です。
自分でできることはやってみたけど、やっぱり不安だな…という方は、一度防犯対策のプロであるホームセキュリティの会社に相談してみるのもおすすめです。
資料請求や相談・お見積は無料でできますし、あなたの家の周辺の治安などから「こういったセキュリティがあると安心です」という案内をしてくれます。
特に日本のホームセキュリティの二大巨頭である「アルソック」と「セコム」は月額3,000円代からのお財布に優しいプランもあり、用途に応じたプランを提案してくれるので安心です。
\問合せ・資料請求無料/
アルソック公式サイト
\問合せ・資料請求無料/
セコム公式サイト
コメント