ペットは大切な家族。
仕事や遠出など、やむを得ない事情で家に留守番させる際は、体調を崩したり怪我をしたりしないか心配はつきもの。
そんな方には留守中のペットの様子を確認できるペットカメラの導入がおすすめです。
本記事では、実際に犬を飼っている筆者がペットの見守りカメラを選ぶ際の注意事項や、目的別のおすすめペットカメラをご紹介します。
ぜひ最後までお読みになって、ご参考になさってください。
ペットの見守りカメラの選び方とポイント
この章ではペットの見守りカメラを購入する際に見るべきポイントと、あると嬉しい機能についてご紹介します。
私自身もペットカメラを使っていて「この機能は要らなかったな」とか「これがあったら完璧だった」という思いをしたことがあります。
そのような後悔がないように、ぜひポイントを押さえて、ご自身の優先すべき機能を決めて見守りカメラを買うようにしましょう。
【ペットカメラの選び方とポイント】
- 幅広く撮影できるか
- 暗い場所も撮影できるか
- 画質はどうか
- スマホとの連動のしやすさ
- 自動録画機能はあるか
- おまけ:追跡機能はあるか
- おまけ:通話機能はあるか
- おまけ:給餌機能はあるか
- おまけ:温度センサーはあるか
- おまけ:スマホ何台まで接続できるか
幅広く撮影できるか
基本的にケージでの留守番が多いお家では、撮影の広さはそこまで気にしなくて良いです。
ただ部屋の中に放し飼いにしている場合は、どれくらいの広さで撮影できるかが重要です。
誤飲をしてしまったり、吐いていたりと、何かトラブルに見舞われた時にカメラの死角では確認ができません。
ですので、お部屋を自由に行き来できるペットを飼っている場合は…
- 広角撮影が可能なカメラ
- 360度首振りが可能なカメラ
を選ぶのをおすすめします。
ちなみに私は広角対応ではないペットカメラを使用しているため、スマホのアプリを使った撮影(部屋全体の撮影用)とペットカメラを使った撮影(近距離用)を2台使いするようにしています。
暗い場所も撮影できるか
夜留守にすることが多い方や、寝ている時のペットの様子が気になるという方には暗い場所で撮影できるペットカメラがおすすめです。
暗視カメラや赤外線対応カメラだと、真っ暗な部屋でもペットの動きを撮影可能です。
特に暗い中での撮影でもズームに対応できる850nmの赤外線カメラはとても便利です。
画質はどうか
最も重要なポイントが画質です。
そもそもペットカメラを購入しようと思ったきっかけが、スマホを使った無料アプリのペットカメラでは、ペットの表情が全く見えなかったからです。
特にフルHDのペットカメラの場合、リアルタイムでズームしたり、録画した動画をズームしたりするときも細かいところまで確認できます。
表情もはっきりと分かるようにしたい、撮影した動画や画像も楽しみたいという方には画質の良さが肝になります。
スマホとの連動のしやすさ
ペットカメラは専用のアプリで操作をすることがほとんどです。
しかし、まれに「iPhone(ios)に対応していないもの」「アンドロイド端末に対応していないもの」がありますので、購入前に必ず確認しましょう。
またこの点は口コミで確認するしかないですが、操作した時にカメラとスマホとの連動が鈍いカメラがあります。
ちょっとしたタイムラグでペットのかわいい表情やポーズが撮影できなかったり、首振り機能が追いつかず見逃してしまったりするので、こちらも事前に確認すると良いでしょう。
自動録画機能はあるか
自動録画には2種類あります。
- 連続して動画を撮り続けるタイプ
- ペットの動作に反応して一定時間撮影するタイプ
仕事や用事などで出かけると、ペットカメラをずっと眺めることは難しいはず。
その際にずっと撮りだめしてくれるカメラだと、気になる行動を後から振り返ることができます。
例えば私が使うのは「いたずらを発見した際にいつどんな状況でいたずらをしたのかを確認」したり「ご飯やおしっこをどのタイミングで行ったかを遡って確認」したりする時です。
要所要所だけ確認できたら大丈夫、という方はペットの動きを検知して数秒〜数分自動録画してくれるタイプもおすすめです。
ただ動きを検知するレベルによっては、ペットが動いているのに撮影されないというトラブルもよく起こります。
可能であれば検知レベルをペットのサイズや動き方によって設定できるものがおすすめです。
おまけ:自動追跡機能はあるか
ここからは「あると嬉しい機能」をご紹介します。
まずは自動追跡機能です。
自動追跡機能がついていると、ペットの動きを検知して撮影を開始したり、飼い主に通知をして状況確認を促したりしてくれます。
ただ追跡機能は動体検知機能と同じく、検知レベルによってはペットの動きに反応しなかったり、鈍い動きをしたりします。
ですので口コミなどを確認して、検知レベルを調整できるものや、小型犬でも動体検知が実行されるものを買うようにしましょう。
ちなみに検知レベルが強すぎると、ちょっとした動きで通知がくるので、それを嫌がって、動体検知の機能をオフにする人もいます。
やはりレベル調整ができるものが優秀です。
おまけ:通話機能はあるか
音声による通話や会話ができると、飼い主の楽しみが増えます。
寂しそうにしていているペットに話しかけたり、おしっこがちゃんとできた時に褒めてあげたりすることができます。
うちの場合は、毎日死んだように爆睡している犬の生死確認をしたい時に呼びかけて動きをチェックすることもあります。
※老犬あるあるかもしれませんが、本当に動かなさすぎて不安になるんです。
ただし、犬側からすると「声が聞こえるのに姿が見えない」という状況が理解できない子が多いです。
より寂しさやストレスを感じたり、不安になって動き回る子もいるので、使い過ぎには注意が必要です。
おまけ:給餌機能はあるか
餌やおやつを出せる機能があると、長めの留守番でもペットにご飯をあげることができます。
中には飼い主の声を録音しておいて「お座り」などの躾のフレーズを自動再生してくれるペットカメラもあります。
ペットにとっても嬉しい機能ですが、給餌機能があっても詰まってしまったり、汚れても掃除がしにくく衛生面の問題で餌をあげられないようなペットカメラもあります。
そういったペットカメラに関しては口コミに「エサが詰まって使えなくなった」「エサを入れる場所が汚くて心配」などの声が寄せられています。
細かく口コミをチェックして、先人たちの失敗談で後悔のない買い物を心がけましょう。
目的別おすすめのペットカメラ
ここからはおすすめのペットカメラをご紹介します。
安い!コスパ良し!のペットカメラ
商品名:Tapo C200
価格:4,790円
※2023年1月現在
サイズ:8.66×8.5×11.7cm
主な機能
・207万画素
・マイクロSD対応
・360度水平方向の首振り
・114度垂直方向の首振り
・ナイトビュー機能
・相互音声通話
・3年保証
5,000円切る価格で、機能が充実している人気のペットカメラです。
基本的な360度首振りや、画質、動作検知など基本的な機能はカバーできており、さらにサポート体制も3年と長いです。
海外産のペットカメラブランドだと初期設定につまづいて使用するまでに時間や労力がかかります。
そんなときサポートセンターがあるのはかなり心強いと言えます。
画質で選ぶならこれ!
商品名:みてるちゃん2
価格:9,888円
※2023年1月現在
サイズ:8x8x12.2cm
主な機能
・画質:300万画素
・355度水平方向の首振り
・90度垂直方向の首振り
・動作検知機能
・音声通話機能
・自動追跡機能
・赤外線LEDによる暗い場所での撮影
WTW塚本無線という、日本の防犯カメラメーカーが作った見守りカメラです。
画質が300万画素なので、HDモードで動画撮影すると、撮影した動画をズームしても細かいところまで確認することができます。
他のペット見守りカメラと同じくWi-Fi環境で使用することができますが、5GHz帯非対応となっているので、購入前に自宅のWi-Fiの周波数を確認するようにしましょう。
機能の充実さで選ぶならこれ!
商品名:Furbo3
価格:29,980円
※2023年1月現在
サイズ:13.3×12.5×23.3cm
主な機能
・360度水平方向の首振り
・自動追跡機能
・暗視モニター
・給餌機能(サイズ選択可能)
・犬が吠えたのを検知し通知
・双方音声通話機能
・動作検知&自動録画
・火事/ガス漏れを通知
・1日分の犬の動きをタイムラプスで記録
Furboには「AIドッグシッター サービス」というサブスクのサービスがあります。
月額を支払うことで追加機能を搭載することができ、かなりの充実ぶり。
これはペットだけでなく、小さいお子さんのいる家や、防犯目的でも使用できる商品です。
特に異常検知の能力が高く大事なペットに何かあったときに、すぐに飼い主に通知がくるので安心です。
最後に
今回は大切なペットを留守中や離れているときに見守ることができるペットカメラについて、探し方のポイントとおすすめのペットカメラをご紹介しました。
言葉で会話ができない動物だからこそ、こまめに姿をチェックして様子が見られると安心ですよね。
さまざまなペットカメラが販売されていますので、自分の外せない条件やポイントを決めて、お気に入りのペットカメラを見つけてください。
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