スマートロックのセキュリティ上のメリットとデメリットを徹底解説！

スマートフォンで鍵の解施錠やオートロックの導入ができるスマートロック。

玄関前で鍵を取り出す必要がないので、たくさんの荷物を抱えて帰ってきた日や、小さなお子さまのいるご家庭では特に重宝します！

後付け可能で、取り付け自体も簡単ですので、賃貸物件での使用もおすすめです。

しかし気になるのがセキュリティの問題ですよね。

知らない間にデータが盗まれて扉を開かれてしまうようなことはないのか気になります。

そこで、スマートロックのセキュリティについて調査してみました！

スマートロックのメリット

まずはスマートロックのメリットをご紹介します。

結論からお話しすると、スマートロックの導入によって防犯面での安全性は格段に向上します。

出先から施錠確認ができる

スマートロックは、スマートフォンアプリを使って施錠を行います。

さらにアプリ内では、施錠確認が行えます。

もちろん出先からでも確認ができるため、万一スマートロック取り付けの出入り口から何者かが侵入すれば、すぐに情報を把握することができるのです。

施錠の確認だけでなく、そのデータは履歴として残るので、何か問題があればすぐに気付けることでしょう。

またスマートロックの種類によっては遠隔操作機能を備えたものも販売しているため、お子さまの帰宅時に鍵を開けるなんてことも可能です。

お子さまに合鍵を持たせると紛失されそうで不安という方は、スマートロックの導入を検討してみるのもおすすめです。

オートロック機能が備わっている

出先でいつも鍵をかけたか心配になる方には、オートロック機能付きスマートロックがおすすめです。

空き巣の多くが無施錠のドアや窓から侵入していることを考えると、オートロック機能によって鍵の閉め忘れがなくなるのは、セキュリティ強化に繋がるといえますね。

勝手に合鍵を作られる心配がない

家の鍵は比較的簡単に合鍵が作れてしまうというデメリットがあります。

なんと、鍵本体を持ち込まなくても、マスターキーに記されている鍵番号があれば合鍵が作れるんだとか。

例えば、仕事や友人と食事の途中、ちょっと席を外した隙に誰かがあなたの鞄の中から家の鍵を取り出して、合鍵を作ってしまうなんてことも起こりうるのです。

実際に過去には合鍵を勝手に作成し、部屋に侵入して起こった事件がいくつもあります。

しかしスマートロックなら、専用アプリで管理を行うため勝手に合鍵を作られる心配がありません。

スマートロックの合鍵は、常時ロック解除が可能な家族用と、一時的に権限が与えられるゲスト用に分けられています。

合鍵を使用する相手はアプリ上で簡単に操作できるので、状況に応じて臨機応変に自宅へ入れる人を切り替えられるのです。

なお、先ほどお話ししたように、施錠履歴が残るため不審な動きがあればすぐに分かります。

紛失のリスクが低い

スマートフォンを紛失した場合、探す機能で簡単に場所を特定することができますよね。

小さな鍵を探すのは非常に大変な作業ですが、探す機能によりスマートフォンを見つけ出すのは非常に簡単になりました。

スマートロックはスマートフォンで管理するため、従来の鍵よりも紛失リスクが低いというメリットがあります。

また、スマートフォンをお持ちでない小さなお子さま用の鍵として、リモコンキーを持たせる場合も、紛失時にはアプリ内で鍵を無効化することができるので安心です。

鍵の開け閉めが楽になる

スマートロックには、実際にスマートフォンを取り出さなくてもロック解除ができるタイプの商品があります。

この機能が備わっていれば、玄関前で鍵を取り出す作業が不要になります。

たくさん買い物をしてしまった日にも、帰り道眠ってしまったお子様を抱えていても、鍵やスマホを取り出す必要がなく非常に便利です。

玄関前でもたつく時間がなくなれば、自宅前で何者かに襲われるリスクも軽減できるため、若い女性の一人暮らしにもおすすめです。

スマートロックのデメリット

オートロック機能による閉め忘れ防止や、施錠履歴の確認ができるなど、スマートロックには多くのメリットがあることが分かりました。

一方で気になるのが、デメリットですよね。

しかし、セキュリティ面に関するデメリットは実はとても少ないんです！

ここからはスマートロックのデメリットについてお話ししていきます。

スマートフォンを紛失するリスク

先ほどスマートロックのメリットに関して、鍵よりもスマートフォンを紛失するリスクの方が低いというお話しをしました。

しかし、万一スマートフォンを紛失してしまえば、名前や住所などを全て知られてしまう可能性があります。

鍵を一つ落とすよりも、一気に危険性が高まりますよね。

iPhoneをご利用の方は、iPhoneを探すの設定を完了させておくことをおすすめします。

ハッキングされる可能性がある

非常に便利でセキュリティ面でもメリットの多いスマートロックですが、ハッキングされる危険も伴います。

ハッキングによりパスワードが犯人の手に渡ってしまえば、いとも簡単に自宅へ侵入されてしまうことでしょう。

しかし、スマートロックを販売する各社はハッキングの可能性を考慮して、外部からの不正な攻撃を受けないよう対策を行なっています。

いくつか購入する候補が決まったら、事前にどのような対策がとられているか調べておくと安心です。

スマートフォンの充電が切れると使えない

当然ですが、スマートフォンまたは鍵の電池が切れると使えなくなります。

鍵本体の電池が残りわずかになった時には、アプリにて通知があるので、後回しにせずに電池交換を行うことをおすすめします。

もしスマートフォンが充電切れしてしまった場合には、鍵があればロックを解除することができます。

バッテリー持ちが悪くなってきたなど、充電切れに不安を感じる方は、自宅の鍵も持ち歩くようにする必要があります。

設置可能なドアの種類が限られる

非常に便利かつ安全で魅力的なスマートロックですが、取り付けられるドアに制限があります。

後付けの貼り付け式スマートロックは、このようなドアに取り付けることができません。

サムターンを挟みこむ形で設置するようになるため、スペースや形状が合わない場合には使えないということです。

また、スマートロックの多くは開き戸向けですが、一部引き戸にも対応した商品が販売されています。

ご自宅の玄関ドアに対応する形かどうか、事前確認は念入りに行いましょう。

スマートロックに関するよくある質問

スマートロックのメリット・デメリットについてご紹介してきました。

でもまだ自分に合ったアイテムかどうか判断しきれないという方のために、スマートロックに関するよくある質問をまとめました！

スマートロックは後付けできる？

スマートロックの後付けは可能です。

スマートロックにはドアに穴を開けて設置するタイプと、専用のシールで取り付ける後付けタイプがあります。

専用シールで取り付ける後付けタイプは、設置自体も非常に簡単というメリットも。

防犯対策として後付けしたい方は、ドアの形状などを確認してから購入しましょう！

賃貸やマンションで使えるスマートロックはある？

スマートロックは商品の種類とドアの形状にもよりますが、賃貸やマンションでも使うことができます。

特におすすめなのが、Qrio Lockです。

カギ交換や穴あけの必要なく使えて、取り付けも非常に簡単なので、不器用さんでも全く問題ありません！

なお取り付けに使用する付属の両面テープは、剥がれにくく後残りしにくいため、賃貸物件でも安心です。

取り付けて良いか心配だという方は、事前に管理会社や大家さんに確認しておくとより安心ですね。

スマートロックの電池が切れたらどうなるの？

スマートロックの電池が切れてしまった場合には、締め出された状態となります。

そのような時には、物理鍵があればドアを開けることができます。

念のため物理鍵を持ち歩くというのが、最も簡単にできる対策ではありますが、まずは電池切れを起こさせないことが第一です。

スマートロックでは専用アプリ内にて、電池切れが迫ってきた際に通知してくれます。

後回しにせず通知が届いた段階で電池を変えておけば、電池切れで締め出される心配もありません。

スマートロックを解錠するスマホの電池が切れたらどうなるの？

スマートロック本体の電池切れ同様、スマートフォンの充電が切れた場合にも、部屋に入ることはできません。

対策としては、先ほどお話ししたように、物理鍵を持ち歩くという方法があります。

しかし締め出されないよう充電残量を気にしておくのが、最も手っ取り早い対策です。

またオートロック設定されている方はスマートフォンを室内に忘れてしまった時にも、締め出されてしまうため注意が必要です。

まとめ

以上、スマートロックのセキュリティ上のメリット・デメリットについてご紹介しました。

電池切れを起こさなければ、安全性も高く非常に使いやすいアイテムだと言えるのではないでしょうか。

後付けも可能で、賃貸物件でも使用できるようなタイプの商品も販売されていますので、ご家庭のドアに合ったスマートロックを探してみてくださいね。

セキュリティ面でも安心で、鍵を取り出す手間も省ける一石二鳥のスマートロックで、快適な生活を手に入れましょう。